寺岡波瑠作「広島式オーダー

  中区袋町の旧日本銀行広島支店で開催された“どこ×デザ”で展示された寺岡波瑠作「広島式オーダー」です。
※2021年2月20日〜3月7日まで展示8作品のうちの1作品です。
          寺岡 波瑠 Haru Teraoka
        《広島式オーダー Hiroshima order》
『建築における柱の装飾様式(オーダー)は、建物の機能やイメージ(≒心像)を強化する上で重要な機能を担ってきた。
現在の旧日銀内部を支える柱は、端正だが装飾が削ぎ落とされた角柱となっている。本作では既成のオーダーを破壊・再構築するような広島の土地に相応しい柱を建築し、既成秩序に疑問を投げかける。』
(入場時頂いた作品紹介を参照)
寺岡 波瑠 (Teraoka Haru)
名城大学理工学部建築学科卒。2018年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻(環境デザイン) 修了。
「ゲンビどこでも企画×ゲンビ『広島ブランド』デザインスペシャル公募2020」入選。
オーダとは、柱(シャフト)と梁(エンタブラチュア)を組み合わせ、分類した様式。
日本の建築において柱の中には、大黒柱、芯柱など構造上重要な役割をもっているにもかかわらずおれがオレがとしゃしゃり出る存在ではないように思いますが、ギリシャ建築、ローマ建築では柱が(列柱として残っていることにもあるからでしょうが柱が)しゃしゃり出ていますよね。
赤ヘルのカープから赤い柱となってしゃしゃり出ようとしいるのか?
が、
この作品が「広島の土地にふさわしいのか?」と作者に強い疑問を投げかけたいと老人で建築屋の端くれだったわたしは思いました。
 21.03.15.裕・記編集

2103.04.撮影
広島市中区袋町5-21 旧日本銀行広島支店

2103.04.撮影

2103.04.撮影

2103.04.撮影 

2103.04.撮影

2103.04.撮影 



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寺岡波瑠作「広島式オーダー」


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