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西区三滝本町に建っている地蔵堂で「歯痛地蔵尊」が祀られています。 |
この地蔵尊は、ここから北東約400mの道端に鎮座されていましたが、昭和30(1955)年ころ太田川放水路掘削工事のおり近隣の人の手によりここに遷座されました。
三滝寺によれば毎年のように洪水に見舞われ自然の猛威に打ちひしがれた農民たちが長い吐息とともに天を見上げ人の力の及ばない自然の力を畏敬し安寧を求めて高い石垣の上に安置したものであるといわれています、また古老によれば歯痛地蔵といわれ隣の地蔵松の葉で痛む歯を突いてお願いすると痛みが治まるといわれています。この度お堂の修復工事がおわり、明治八(1875)年四月近郷の人びとによって建立されたことが判明しました。
平成8(1996)年から始まった広島市による三滝地区整備事業がすすみ、地蔵堂を移築することとしましたがお堂の老朽ははなはだしく、現在の景観を保ちつつ昔ながらの工法により新たに建立することにし、平成13(2001)年8月、三滝寺にお願いして盛大に落慶法会をいたしました。 |
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衆生つまり悟りのひらけない庶民を救ってくださるという地蔵尊、子どものよい友だちであり保護者であるといわれるお地蔵さん。人びとの切なる願いをみつめてきた親しみあるお地蔵さま、季節の移ろいの中でひっそりとたたずむお地蔵さまは私たちの心のよりどころであります。 三滝本町地蔵堂保存会 |
2004年交流ウォークのときに案内していただきお参りしました。
何度か三滝寺を訪ねる時お参りしていましたが、2015年久しぶりに撮影しました。 |
15.10.18.更新 04.11.27裕・編集 |
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