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西区三瀧山の三滝寺境内に建立されている「丸山敏雄歌碑」です。 |
世をかえす
大き力のみなぎらふ
デルタ雪晴れて
厳島見ゆ |
ま
見
ゆ
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厳
く
し
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デ
ル
タ
雪
は
れ
て
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み
な
ぎ
ら
ふ
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お
ほ
き
ち
か
ら
の
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世
を
か
へ
す
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この丸山敏雄の歌碑も、碑面を見ただけでは全部が読めませんでしたが、三瀧寺発行の案内図の文面を見ながらそうだったのかと思って、碑裏にまわってみると読み方も刻まれていました。
丸山敏雄を知らぬわたしでしたが、調べみると、現代日本に欠けつつある17の法則を知りましたので、耳が痛いことばかりのわたしですが、自分を振り返る意味でこの頁に取り上げました。 |
丸山敏雄 (まるやま としお:1892-1951) |
倫理研究所創始者。福岡県豊前市出身。横武高等小学校卒、築上郡立准教員養成所卒業。岩屋尋常小学校代用教員(16歳)。小倉師範学校卒業のち広島高等師範学校(国史専攻)卒業、福岡県立築上中学校、中学明善校、長崎女子師範学校教頭に就任。さらに広島文理科大学入学、西晋一郎(思想家:1873-1943)博士の影響を受けて哲学、倫理の研究。
「ひとのみち教団」での活動の最中に不敬罪で逮捕される。
1945(昭和20)年9月日常生活の純粋倫理、福徳一致を提唱し倫理運動をはじめる、1946(昭和21)年しきなみ短歌会、新世文化研究所(のちの倫理研究所)を創立、所長に就任。 |
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丸山敏雄「純粋倫理」17の法則 |
1.日々好日:今日は最良の一日、今は無二の好機 |
10.勤労歓喜:働きは最上の喜び |
2.苦難福門:苦難は幸福の門 |
11.万物生々:物はこれを生かす人に集まる |
3.運命自招:運命は自らまねき、境遇は自ら造る |
12.捨我得全:得るは捨つるにあり |
4.万象我師:人は鏡、万象はわが師 |
13.反始慎終:本を忘れず、末を乱さず |
5.夫婦対鏡:夫婦は一対の反射鏡 |
14.心即太陽:希望は心の太陽である |
6.子女名優:子は親の心を実演する名優である |
15.信成万事:信ずれば成り、憂えれば崩れる |
7.疾病信号:肉体は精神の象徴、病気は生活の赤信号 |
16.尊己及人:己を尊び人に及ぼす |
8.明朗愛和:明朗は健康の父、愛和は幸福の母 |
17.人生神劇:人生は神の演劇、その主役は己自身である |
9.破約失福:約束を違えれば、己の幸いを捨て他人の福を奪う |
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資料は、福岡県豊前市の資料を参考にしました。 |
敬称は略しました |
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何度か訪ねている三滝寺です。原爆関連慰霊碑を主にみてきましたが、多くの歌碑、句碑、詩碑が建立されています。三瀧寺発行「安藝之國 三瀧寺観音参詣案内圖」を購入しそこに紹介されている文学碑を今回みていこうとしました。
どうもこの歳になるまで勉強してこなかったツケというものが影を落とし、碑を拝見しても読めないのです。この案内図には、わたしが読めない短歌、俳句、詩が紹介してあるのです。 |
2015年被爆70年に訪ねましたのでこの歌碑も撮影していました。 |
18.11.21.更新 07.12.09裕・記編集 |