(三滝寺三十三観音)十八番観音、十九番観音

  西区三滝山の三瀧寺境内に安置されている「(三滝寺三十三観音)十八番観音」と「十九番観音」です。
  この三瀧寺にも、西国三十三所の観音菩薩巡礼をならい、磨崖佛三十三観音が江戸時代初期に彫られ、すべて現存しているそうです。
718(養老2)年長谷寺開基の徳道(とくどう:656-735)上人が病で生死をさまよっていた時の閻魔大王から「苦しむ人々を救うための三十三観音霊場を創り、広めよ」と告げられたのが西国33ヵ所巡礼の始まりだそうです。
(まがい)
磨崖;摩崖
自然の懸崖(けんがい)または大石の表面を磨いて、文字・画像などを陰刻または浮き彫りにしたもの。
(まがいぶつ)
磨崖(摩崖)仏:
自然の懸崖または大石に仏像を彫刻したもの。インド・中国に多く、日本では平安時代に製作された大分県臼杵(うすき)・栃木県大谷(おおや)のものが有名。
一番観音(磨崖仏)は、2004年交流ウォークの時に教えていただき撮影し頁を編集していました。
2007年(広島市)西区役所区政振興課発行「歴史ガイドブック・みたき」をみた時磨崖佛三十三観音が全部現存していると記述があることを知ったのです。そこで、西区役所区政振興課に尋ねたのです。担当のF氏が丁寧に教えて下さったところでは、三番観音からは境内にあるということでした。
三瀧寺境内に入ってすぐ右手に他の石仏と並んで、小さめの岩にここで取り上げた十八番観音さまが彫られていました。下には、五番観音さまが鎮座されています。
三十三観音様に出会えたらと2月にたずね、境内入ってすぐの18番観音様を拝見してから上って行きながら次々に摩崖仏の観音様を拝見していきました。観音様の上に彫られた番数が薄くなって読みにくいものも多くありましたが、18番に続く19番かなと思った観音様を拝見しましたので撮影し、この頁に編集しました。
 12.02.06裕・記編集

11.01.29撮影
広島市西区三滝山411 三瀧寺

11.01.29撮影
  (五番観音の上に位置する)十八番観音

11.01.29撮影
観音像が彫られた上に一番と刻まれています

11.02.10撮影
広島市西区三滝山411 (三瀧寺境内参道根際)

11.02.10撮影
観音像が彫られた上に十九番(とわたしは読みましたが)



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