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西区三滝山の三瀧寺境内に建立されている「瓶岩権現社」です。 |
瓶岩権現(かめいわごんげん) |
火災・盗難除けの権現様 お酒を灌ぎながら祈ると ご利益があるといわれています。
毎年二月四日の立春の日、桶に酒をなみなみと容れ、瓶岩権現社にて、御神体の岩に酒をかけながら、火災盗難除けの祈願をするそうです
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中国観音霊場会のweb siteに三瀧寺住職・佐藤元宣師がこの瓶岩権現について語っておられました。
『百年程前、三瀧寺住職・要憲和尚が檀家の法事にいかれ、法話の後、般若湯(お酒)を頂かれ、一人上機嫌での帰り道お布施を盗まれた。
しかし気が付かなかった、その夜夢枕に(酒好きな)瓶岩権限様が現れ「お布施が掏られる事に気がついておったが、止めんかった。おまえ一人上機嫌で飲んでおったからじゃ。」と云われた。
翌朝、急いでお酒を買って来て瓶岩様の御神体の岩に酒をかけながら、お詫びのお経を唱えたそうです。その晩再び夢枕に瓶岩様が現れ、お布施を盗んだ者を教えられました。翌朝住職は盗んだ者を訪ねた、その者は、自分の罪を認め、お布施を返し、自分の所業を深く悔いて、その後は要憲和尚のもとで仏門に入り、修行に励んだということです。』という話がある瓶岩権現さまでした。 |
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ごんげん
権現 |
1.仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮の姿をとって現れること。
2.仏・菩薩の垂迹(すいじゃく)として化身して現れた日本の神。
本地垂迹説による。熊野権現・金毘羅権現などの類。 |
すいじゃく
垂迹 |
仏語。
仏・菩薩が人々を救うため、仮に日本の神の姿をとって現れること。 |
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2011年三滝寺へお参りに訪ねた時、想親観音堂の裏手の横に鎮座のこの権現様を(わたしははじめて)気が付きましたので、参拝して、撮影していました。
瓶岩権現様の由来(上記の御住職の話)がいまになってわかりましたので頁を編集しました。 |
12.01.29裕・記編集 |