(三滝寺の)天狗杉

  西区三滝山の三滝寺本堂から参道を少し上った処にある「天狗杉」です。
            天狗杉(二代目)
三鬼権現様の眷族である。天狗たちがこの木に停まる。初代は天狗松であった。
三鬼権現とは、追帳鬼神(ついちょうきしん:大日如来の化身)、時眉鬼神(じびきしん:虚空菩薩の化身)、魔羅鬼神(まらきしん:不動明王の化身)の事で、この三鬼神のもとに全国の天狗たちが集まり、神通力をもって生きとし生けるもの全てを加護しており、福徳、智恵、断切の徳を備えておられ、ここ三瀧寺がある三滝山の守護神となっておられるのでしょう。
てんぐ
天狗
深山に住むという妖怪。山伏姿で、顔が赤くて鼻が高く、背に翼があり、手には羽団扇・太刀・金剛杖を持つ。神通力があって、自由に飛行するという。鼻の高い大天狗や烏天狗などがある。
各地に天狗にまつわる怪異な話が伝承されており、山中で起こる種々の不思議な現象は、しばしば天狗のしわざであるとされる。
けんぞく
眷族
2)従者。家来。配下の者。
1)血筋のつながっている者。一族の者。身内の者。親族。
いままで何度もこの杉の木の根際を通っていたのに、以前からこの杉に「天狗杉」の説明板が付いていたのか考えてみたのですが、思いだせなかったのです。
杉の木としては幹周りはまだまだ大木と云えるものではないように思ったのですが、三滝権現堂と天狗の関係からその云い伝えがあっても不思議ではないと思いながら撮影しましたので、この頁を編集しました。
 12.02.11裕・記編集

11.01.29撮影

11.01.29撮影
広島市西区三滝山411 

11.01.29撮影

11.01.29撮影



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(三瀧寺の)天狗杉


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