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南区仁保に鎮座している「竈神社」です。
※竈神社社殿は、1945(昭和20)年8月6日爆心地から4,780mで被爆した建物です。 |
祭神:奥津日子神、奥津比売神
相殿:宇迦御魂神、言代主神 |
昔、このあたりは海に突出して深い渕でした。その為、船舶もよく出入りし村落も早くから開けていました。享保7(1722)年8月24日に人々の幸福と家内安全と家門の繁栄と祈念して竃神を勧請し、荒神さんと称して尊崇しています。 |
資料は仁保郷土史会・仁保公民館説明板他を参考にしました |
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資料によると、現在の社殿の竣工時期不詳、木造平屋とありました。 |
爆心地より≒4,520m 被爆当時町名は仁保町でした。 |
※広島市は爆心地からおおむね5km以内で被爆した建物を「被爆建物」と呼んでいます。 |
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長い石段を登れば東向きに社殿があり、石段途中に広島市保存樹モッコクがありました。
登れば市内(東区方面)が一望できます。 社殿が被爆建物ですので、2008年は建物中心に撮影しました。
2010年参拝した時、広島市の被爆建物標識が設置されていました。内部を隙間からのぞき込みました。 |
08.03.11再編集 04.12.29裕・編集 |
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04.12.11.撮影 |
広島市南区仁保一丁目16-14 |
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04.12.11.撮影 |

04.12.11.撮影 |
標柱(しめばしら)と鳥居
標記:福徃者福来(西柱) 愛出者愛及(東柱) |
社殿 (拝殿) |
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08.01.19.撮影 |
被爆した社殿 |
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08.01.19.撮影 |

08.01.19.撮影 |
本殿:一間社流造、桟瓦葺 |
拝殿側面 |
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10.11.16.撮影 |
拝殿・幣殿内部をみました |
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04.12.11.撮影 |
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台座に‘奉獻’‘大正五(1916)年八月吉日’の文字が・・狛犬は被爆の惨状をみてきたのでしょうね |
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広島市保存樹・モッコク |
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交流ウォークの時に広島市保存樹という制度があることを教えていただきました。指定には木の高さや幹回りなどの最低基準があるそうですが、緑を大切にするという行政からのこのような応援はいいことだな〜と思いました。
ここ竈神社にはモッコクが2本指定され、石段途中に第3号、社殿前広場に第2号がありました。 |
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04.12.11.撮影 |

04.12.11.撮影 |
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樹 種 モッコク
樹 高 12.0m
幹 周 173cm
保存樹指定番号2 |
※ 広島市の保存樹・保存樹林 |
「都市の美観風致を維持するための樹木の保存に関する法律」(昭和37年法律第142号、略称:樹木保存法)に基づき、地域における自然景観の形成に寄与している、健全で、かつ、樹容が美観上特に優れている樹木や樹林を、保存樹・保存樹林に指定・公表するとともに、所有者(管理者)の保存に対して支援を行うことにより、樹木・樹林の保存を行っています。 |
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もっこく
木斛 |
ツバキ科の常緑高木。暖地に生え、庭木ともされる。葉は厚くてつやがあり、狭い卵形。夏、小さな白い五弁花を下向きにつける。果実は球形で、熟すと果皮が裂け朱赤色の種子が出る。材は緻密で赤みを帯び、器具類・櫛・床柱などにする。 アカミノキ。漢名、厚皮香。〔「木斛の花」季語は夏〕 |
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