さいふくいん
西福院
  西区己斐西町に建てられている「長栄山清照寺西福院」です。
西福院は、十一面観世音菩薩を本尊とする真言宗単立寺院。
(以前は、広島新四国八十八ヶ所、第十一番霊場でした)。
文録二(1593)年藩主毛利輝元公より寺領を賜りその当時は中島地区の木挽(きびき)町に建立され、開山は阿波の国の僧・隆譽上人だそうです。
寺宝は『紺紙金泥宝篋印陀羅尼経』(明治43年国の重要文化財に指定)と『秘極真流修験根本秘伝書(武芸四十八般書』などがあるそうです。
戦前の西福院は、昭和19(1944)年8月建物疎開で本堂などの建物が取壊されていたそうです(爆心地より≒550m)。
戦後になって現在の(西区)己斐西町のこの地に淡島大明神とともに再建されたそうです。
2005年交流ウォークで訪ね、この頁を編集しました。
08.09.15更新   05.03.03裕・編集

05.02.19撮影

05.02.19撮影
広島市西区己斐西町32-6

05.02.19撮影
淡島大明神は、浅野長晟入封時、当山へ「芸州一国一社淡島大明神」として祭祀されたものがはじまりだそうです
淡島大明神(あわしまだいみょうじん)は、婦人病・安産の神として信仰され単に淡路明神・淡島様とも呼ばれています。
淡島明神は全国各地に流行して
(江戸中期からで淡島願人ガンジンといわれる乞食坊主が淡島明神を祀った小さな神棚に紅紫とりどりの小ぎれを結びつけた箱に安置したものを背負い淡島信仰の功徳を説きながら門付して婦人の信者を得たものによる)いる神で、本源の社は和歌山市加太町の加太神社だと伝えられています。(05.07.15追記)
  資料は川口謙二著『日本の神様事典』を参考にしました

05.02.19撮影

05.02.19撮影

05.02.19撮影
西福院からみる市内(己斐方面から市内中心部)



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