(被爆した建物)旧住友銀行東松原支店(消滅)

 1921(大正10)年7月住友銀行広島支店東出張所として煉瓦造(鉄筋コンクリート補強あり)2階建てとして猿猴橋東詰北側の現在地に建てられました。1929(昭和4)年4月に東松原支店に昇格し1945(昭和20)年8月6日被爆により大破・全焼、西面の鉄扉は大きく湾曲しましたが、応急修理して8月27日からは広島支店と合同で営業したそうです。
爆心地より≒1890m。   (被爆当時も猿候橋町)
1959(昭和34)年住友銀行が移転した跡を衣料問屋・十和が取得、
1970(昭和45)年谷口織物(現・谷口株式会社)が取得し出入口を正面に取ってそれまでの入口(東側)を塞ぎ、吹抜けを利用して中2階とし、屋上も増築していると聞きます。
この地は広島駅前市街地再開発計画Bブロックであるのですが、現在バブルがはじけ計画が頓挫、このことがこの被爆建物を残す事となっています。
2012年7月広島駅南口Bブロック地区事業計画変更が認可となり、11月から解体工事に着手したと広島市都市整備局 都市機能調整部の資料で知りました。
年を越した2013年1月12日広島に出ましたので、この旧住友銀行松原支店の建物の根際まで解体工事が進んでいました。4月5日に猿猴川岸の桜をみにいった時にこの建物方向をみると既に解体されていました。
13.07.16追記   05.05.04追記    05.04.27裕・記編集

05.04.29撮影
広島市南区猿猴橋町3-7           (画像の左端は猿猴橋    

05.04.16撮影

05.04.16撮影

05.04.16撮影
ファサードの出入り口は戦後改造されたもの アーチ下の部分に住友銀行 東松原支店と標示していたようです

05.04.29撮影



被爆した建物・構築物」編



広島ぶらり散歩へ
(被爆した)旧住友銀行東松原支店
解体された旧住友銀行東松原支店


inserted by FC2 system