|
南区猿猴橋町の広島市場に祀られている「達磨大師」です。
※駅前Cブロック開発で、広島市場が2013年に無くなってしまい。この達磨大師の祠もなくなりました。 |
山陽本線沿い(広島市場の根際)に小さな祠が建っており、中には補修された跡が痛々しい達磨大師が鎮座されています。 |
※ 2009年4月からは広島駅からマツダスタジアムへのメイン道路となっていますので、みられた方も多いのではないのでしょうか |
(だるま)
達磨:
(生没年未詳) |
〔梵 Bodhi-dharma 菩提達磨と訳す〕中国禅宗の祖。五世紀末から六世紀末の人とされる。
南インドの王子として生まれ、般若多羅から教えを受け、中国に渡って禅宗を伝えた。少林寺に九年面壁(めんぺき:壁に向かって座禅をすること)したといわれる。
なお、「達摩」と表記して、歴史上の人物として扱うことを示し、宗門上の伝説と区別することがある。円覚大師。達磨大師。 |
|
以前よりここに祠があり、中に目つきが鋭い像があることは知っていましたが何だろうと思っているだけでした。
2009年7月交流ウォーク探検隊でここを通った時、増田先生と一緒にご近所の方に話を聞いたのです「あれは、達磨大師なんですよ。戦後しばらくこの辺りでは、お客の袖を引く女の人たちがみられたのですよ、いつ建立されたかは覚えてはいませんが、夜の蝶やお客さんかなと思う人たちがお参りされていました。いまでも見知らぬ人が丁寧にお参りする姿を見かけますよ」と教えていただきました。
ダルマと云えば七転び八起きと云われ、人生七たび転んでも起き上がりますからと袖を引く女の人たちを見守るために建立されたのかななどと(わたしは)考えたのですが。
2013年この広島市場を含むこの辺り一帯が駅前Cブロック再開発で解体されました。
この達磨大師が粗末に扱われることは無いでしょうから何処かの禅寺に預けられたと思うのですが、詳細はわたしにはわかりません。 |
10.01.22裕・記編集 |