しょうじゅんじ
正順寺

  西区井口に創建されている「龍口山(りゅうこうざん)正順寺」です。
龍口山・正順寺は浄土真宗本願寺派のお寺です。
もともと真言宗のお寺で、正順院
と称していました。広島藩士・森島権平が遁世出家し、本願寺第十三代良如(1613-1662)の弟子となり法名を了惠と称し、1634(寛永11)年浄土真宗に改宗して現在の地(龍の口)に本堂を建立したと云われています。
井口忖史には正順院と記述がありますが、いのくち歴史の散歩道の説明板には正信院とありました。
この正順寺辺りまで海岸で、旧西国街道はここから西に向かい路傍のお地蔵様のところから龍神山方向に登ったそうで、昔は追いはぎ(旅人相手で、百姓・町人には手を出さなかった)が出たそうです。
その龍神山で、頼山陽(歴史家:1780-1832)と田能村竹田(南画家:1777-1835)が、小己斐明神島をみながら酒を酌み交わし、詩を詠んだそうです。
最近まで荒れ果てた道になっていましたが、2009年地元の方々で龍神山山頂まで通れるように整備され、上ることができます。立木が邪魔にはなりますが、小己斐島方向を見ながら麦酒で乾杯と洒落込む事も出来ます。
10.05.01更新     05.07.04裕・記編集

05.06.18撮影
広島市西区井口2-3-2

05.06.18撮影

05.06.18撮影
本堂 木鼻

05.06.18撮影
本堂を北西からみる

10.05.01撮影
2009年改修工事が竣工した正順寺



広島の神社仏閣」編



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正順寺
  (新築の)鐘楼門
  (境内の)垂れ乳のイチョウ
(井口村)西国街道・跡
  龍神山
  頼山陽が(龍神山で)詠んだ漢詩
  (龍神山の)サイレン


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