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佐伯区五日市1丁目のアーケードが架けられた商店街「五日市中央連鎖街」をこの頁で取り上げました。
※いまは昭和30年代の賑やかだったと伝わる商店街の面影はありませんがアーケードの一部が残っています。 |
1955(昭和30)年の五日市町合併当時に、商店街は旧五日市町の街並みや楽々園遊園地入口程度でした。
その後、旧五日市村役場から新五日市役場に至る「五日市中央連鎖街」に徐々に商店街が形成されました。道路前面にわたり可動式アーケードが架けられ、当時は全国でも最古のものだったと云われています※。
五日市町内では娯楽的な施設もなく、町民の殆どが広島市や廿日市町へ移動していましたが、当地には「五日市有楽座」が1951(昭和26)年2月1日から上映を開始しました。当時昼夜二回で日本映画を上映していましたが、やがて東の国道2号線沿いに移転し営業を続けていました。現在では有楽座の跡地にはマンションが立てられ、「五日市中央連鎖街」はすっかり様変わりし、昔の賑わいをみることはできません。 |
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1889(明治22)年4月1日 |
町村制施行時後の佐伯郡五日市町域には下記五村がありました
石内村、五海市(いつかいち)村、観音村、河内村、八幡村 |
1911(明治44)年10月1日 1955(昭和30)年4月1日
1985(昭和60)年3月20日 |
五海市村、町制を施行して五日市町と改名。
五日市町+石内村+観音村+河内村+八幡村=新たな五日市町。
広島市に編入、佐伯郡五日市町は消滅しました。 |
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アーケード(arcade)=洋風建築で、アーチ形の天井をもつ構造物。また、その下の通路。拱廊。
歩道にかける屋根のような覆い。また、それを設けた商店街。 |
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1921(大正20)年12月完成した、大分県別府市(竹瓦小路)の木造ガラス張りアーケードが現存。
1951(昭和26)年福岡県小倉市(魚町銀天街)が、公道上のアーケードとしてはじめてだそうです。 |
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2012年町中小公園 (旧五日市村役場跡)に設置の説明板で、ここで取り上げた「五日市中央連鎖街」のことを知りましたがその時は撮影していなかったのです。
2015年五日市町原爆関連の慰霊碑を巡った時、この五日市中央連鎖街の残り香を撮影していました。
2016年には南側から北側に歩きましたので少し撮影しましたので、この頁を編集しました。 |
16.06.30.裕・記編集 |