似島観音堂

  南区似島町字大黄(城の山)に創建されている「似島観音堂」です。
似島観音堂は、当地に昔からあった石仏を城の山の上に安置するため、1933(昭和8)年頃に建てたお堂だそうです。この石仏は、鞆の阿伏兎(あぶと)観音の分身であると伝えられているそうです。
磐台寺観音堂(ばんだいじかんのんどう)は、広島県福山市沼隈町能登原阿伏兎にある臨済宗妙心寺派の寺院。瀬戸内海に面する阿伏兎(あぶと)岬にあるので阿伏兎観音とも呼ばれています。
本尊は、石仏十一面観音で航海安全の祈願所として、また子授け観音、安産の守護として昔から知られている。992(正暦3)年花山法皇(968-1008):第65代天皇)により石造十一面観音像を本尊に祀り創建したと伝えられており、1667(寛文7)年福山藩主水野勝種が石垣を築き、鐘楼や回廊をつけて、現在に近い姿となりました。
旧陸軍将校の集会所が今も残っていると、南区似島出張所Mさんに教えていただきましたので、訪ねようとした時に、廃屋になるつつあるその集会所の手前でみたのがこの似島観音堂でした。後日、似島出張所Mさんに観音堂の由来を教えていただきました。
帰宅後、鞆の阿伏兎観音を調べると、航行の安全の祈願所だった事がわかり、ここ似島でも海が見渡せるこの地に分神を勧請したことがわかる思いでした。また、現在のお堂をみると、前に礎石があることからもともとは今の倍はあるお堂ではなかったろうかと(わたしは)思っているのです。
10.04.03.裕・記編集

10.02.09.撮影
広島市南区似島町字大黄(城の山)

10.02.09.撮影

10.02.09.撮影

10.02.09.撮影



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