(海田)桜木天満宮

  安芸郡海田町石原に鎮座する「櫻木天満宮」です。
祭神:菅原道真(845-903)
創建は、天文3(1534)年瀬野川大洪水でご神体が、奥海田村二日市川中に流れ着かれ、現在地石原桜木に地元の人々がご神体に梅鉢の紋がみられる事から、菅原道真公をご神体とする天満宮として神殿を建立して来ました。
桜木天満宮の神社名は、ご神体が桜の大樹に在りながら流れつかれた為か、また、桜木の地名に獲ったかはさだかではありません。
桜木天満宮の由緒の記録
正徳5(1715)年の安芸郡神社仏閣古城控によると、天満宮一社開基由来の地なかった為、在名二日市を訪ねた処、川中に鎮座されていたと記されています。此の記述で瀬野川の大洪水でご神体が二日市に流れ着かれ現在の石原に遷座された事が伺えます。
文化元(1804)年奥海田川中天満宮債権(再建?)の為、銀百目寄付したことが(海田)千葉家旧記にある事からこの年大規模な改修工事が行われたことが伺えます。
嘉永5(1852)年奥海田櫻木天満宮御木像御縁起にも、瀬野川の大洪水で桜の大樹に在らましながら流され、当時里人などが祠に安置祭祀されたと記述されています。また俗に“流れの天神”と言い伝えりと、菅原家せいけいろく?又近代旧社監天神記?に記されています。
安政4(1857)年桜木(現・石原)在住の氏子により鳥居一基奉寄進され現在に至っています。
現在の狛犬は明治10(1877)年寄進と刻まれていますが、燈籠については記録がないため不明です。
現在の社殿は、千葉家旧記に文化元(804)年櫻木天満宮債権(再建?)に寄進付仕候とあることからこのころ遷座されたのではないかと思われます。
現在は、石原自治会員により、毎年春の大祭4月25日、秋の大祭10月25日に執り行われています。
平成13(2001)年5月8日石原自治会資料を参照しました。(同文ではありませんが)
この神社が鎮座している瀬野川右岸緑地帯は、過去何度となく歩き、自転車で通ったのですが、神社額が架けられていましたがわたしには読めず由緒もわからないことから撮影することもなかったのです。
2020(令和2)年久しぶりに瀬野川の橋々の頁を更新するかと撮影していたときにこの神社を(わが家の)無事を祈ろうと参拝したのです。そのとき拝殿前に一枚のこの神社の由緒を記した貼紙に気が付いたのです。
当地石原自治会の由緒資料を参照してこの頁を編集しました。
 21.03.05.裕・記編集

20.07.30.撮影
広島県安芸郡海田町石原15-10

20.02.24.撮影
拝殿

20.02.24.撮影
神社額:櫻木八幡宮

20.07.30.撮影

20.07.30.撮影
本殿:一間社流造り

20.02.24.撮影



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