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安芸郡府中町石井城にある「ムクノキ跡」です。 |
ムクノキ跡(ニレ科) Aphananthe aspera Planch |
樹高27.5m 胸高幹囲4.8mと(広島)県下有数の巨樹であった「ムクノキ」は、平成3(1991)年9月27日襲来の台風19号によって、高さ3.5mの主幹部分を残して倒壊しました。その昔、船が沖から帰ってくるとき、猿猴川の河口に近づくと、北方にこのムクノキがよく見えたと伝えられています。
右の写真は、天然記念物として町指定重要文化財(昭和58年12月指定・平成4年1月解除)となり、ひろしま県民文化百選(花と木百選 昭和62年)の選定を受けるなど、広く町民のくらしの中で親しまれてきた当時の姿をしのぶものです。 |
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ムクノキ跡(ニレ科) Aphnanthe aspera Planchは間違っています。
世界大百科事典によるとムクノキはAphananthe asperaといっています。 |
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(むくのき)
椋の木: |
ニレ科の落葉高木。山地に生え、高さ約20m。葉は卵形で、縁にぎざぎざがある。
5月ごろ、淡緑色の雄花と雌花とが群がり咲く。実は球形で黒く熟し、食べられる。関東以南に分布。材は器具などに、ざらざらする葉は物を磨くのに用いる。むくえのき。むく。 |
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2011年になり交流ウォーク下見の時、「今出川涌水」を見学し、次の「出合の清水」に行く途中でみたのがこの(府中町の重要文化財であった)ムクノキの跡でした。説明板が設置されていなかったら通り過ぎていたように思いました。 |
府中町教育委員会の説明板に、ムクノキ「Aphnanthe aspera」とありましたが、世界大百科事典によるとムクノキはAphananthe asperaといっていますので、間違っていると思いますので、訂正が必要と思いました。 |
12.03.11裕・記編集 |