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安芸郡府中町桃山に鎮座している「鹿籠神社」です。 |
祭神:市杵島媛大神、宇迦魂之大神、弁財天。*
鹿籠神社は、天保年中(1830-1844)の創立とされ、御祭神の市杵島媛命は鹿籠に、稲荷大神は名賀屋邸に、弁財天は神社横の大池の中にそれぞれ奉鎮されてきましたが、1911(明治44)年、三神は多家神社の境内貴船神社に合祀御遷座されました。
ところが鹿籠の氏子の夢に神様が現れ「この神を元の地へ移してくれれば、家内安全、息災延命、子孫繁栄守るべし」とのお告げがありました。そこで、1918(大正7)年名賀屋邸へ遷座し、戦後有志が発起人となり、現在地に1954(昭和29)年10月再建されました。 |
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厳島神社から府中に神鹿が海を渡ってお使いをしていた縁で、鹿籠神社が創建されたとされています。 |
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上記神社由緒は、広島県神社誌を参考にしましたので、神社前に設置の由緒板の正保(1644-1648)と鹿籠地区に祀られた時代が違います。 |
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また、拝殿にかけてある祭神額には「嚴島大明神、辧財天、稲荷大明神」と刻まれていますので、祭神の呼び方に違いがありますが、(ほぼ)同じの祭神と考えていいと(わたしは)思っていますが。 |
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神社額の揮毫が大原博夫広島県知事(在任:1951-1962)でしたので、現在地に遷座した時と一致していました。 |
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以前、広島県神社誌でこの鹿籠神社を知ったのですが、JR向洋駅から遠くないこの神社を参拝していませんでした。
JR向洋駅南側にはマツダ本社が位置しますので当初がら改札口が設置されていましたが、2011年3月になって北側にも改札口ができた事を(いまは時々)利用する電車の中から知ったわたしでした。
今回、広島ぶらり散歩「府中町」編を更新していますので、この鹿籠神社を参拝するのに1番ホームから跨線橋をわたり北口から出ましたので、わりと簡単に参拝できたように思いました。 |
12.06.07裕・記編集 |