(府中町・坂川)大師堂
  安芸郡府中町石井城に祀られている弘法大師ゆかりの石で、その祠を「(坂川)大師堂」と呼んでいます。
お大師さん、または、弘法大師様といい、土地の人たちには坂川のお大師さんとも呼ばれています。
今から85年ほど前(大正時代末か昭和初期)に人々の生活向上を祈願するために建立されたといわれています*。祀られている石は、弘法大師ゆかりの石とも祠は道隆寺(真言宗御室派)の末寺のひとつであったとも云われていますが、詳細は不明です。
上記は、府中町の「ふちゅういろいろ収蔵館」を参照しました
御神体の後ろに「弘法大師発人名・・・大正貳年丑正月吉日」と記述した板が取り付けられています。
大正2(1913)年にこのお大師さまを祀ろうと発起されたのだろうと(わたしは)思いました。ので大師堂という祠は後になって建てられたのかもしれませんが、間もなく百年目をむえるお大師さまなのではと思いました。
だいし
大師
2) 弘法大師のこと
1-1) 仏・菩薩(ぼさつ)の尊称。
1-2) 朝廷から高僧に対して贈られる称号。死後に贈られる場合が多い。
    日本では貞観8年(866)に最澄が伝教大師の称号を贈られたのが最初。
1-3) 高徳の僧の敬称。
くうかい
空海
774-835
平安初期の僧。真言宗の開祖。讚岐の人。俗姓、佐伯氏。諡号・弘法大師。
804(延暦23)年入唐、翌々年帰朝。高野山に金剛峰寺を建立し、東寺(教王護国寺)を真言道場とした。また、京都に綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)を開いた。
詩文にもすぐれ、書は三筆の一。著「三教指帰(さんごうしいき)」「十住心論」「文鏡秘府論」「篆隷(てんれい)万象名義」「性霊集」など。遍照金剛。
鵜上寺から石井城跡を訪ね、帰宅するため(広島市東区の)JR矢賀駅に行っている途中でみた小さなお堂でした。
一般的には弘法大師(空海)をお祀っていると云われています。(弘法大師開基と伝えられる)道龍寺の末寺であれば間違いなく、弘法大師がお祀ってあるのでしょう。
12.04.02裕・記編集

12.03.03.撮影
広島県安芸郡府中町石井城2-8

12.03.03.撮影

12.03.31.撮影

12.03.03.撮影

12.03.03.撮影



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