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南区宇品御幸に被爆建物として残されていた“旧・中国配電南部変電所”でしたが「解体されました」。
※2018年2月下旬この建物が(ほとんど)解体されている処を撮影しました。 |
E.R.E.宇品御幸ビル (被爆建物) (旧中国配電南部変電所) |
爆心地から3,790m 被爆当時町名は宇品町でした。 |
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2018年2月1日中國新聞報道で建物が解体されることを知りました。
『広島市は1月31日南区の被爆建物「E.R.E.宇品御幸ビル」(旧中国配電南部変電所)が、解体されると発表した。所有してきた中国電力の子会社エネルギアL&Bパートナーズ(中区)が老朽化などを理由に不動産業者に売却し、業者は解体して跡地活用を進めるため。市は同日付で市の被爆建物登録台帳から抹消した。
建物の一部が被爆を伝えるモニュメントとして残るように業者との協議を進める。』 |
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1943(昭和18)年2月中国配電南部変電所として建設されました。
1994(平成6)年まで中電宇品変電所として使われました。
2008(平成20)年10月からイタリアンレストラン「ソットスタツィオーネ(伊語:変電所)」として利用。
2014年には再び空家。所有者のエネルギアL&Bパートナーズは老朽化で維持管理が困難と判断。
2017年12月マンション販売などのフリート(東区)に売却。(近く解体工事をするそうです)
2019年3月解体されました。 |
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資料によると、1943(昭和18)年2月中国配電南部変電所として宇品方面に電力を供給する目的で建てられました。
鉄筋コンクリート造2階建て、延べ面積約370㎡。
1945(昭和20)年8月6日原爆での建物への被害は軽微で済み段原変電所の修復で、翌(8月7日)日には送電を開始したそうです。 |
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2018年新聞報道で解体されることを知りましたので、2月下旬訪ねてみました。
建屋部分はほとんど解体されておりあとは土間、地中梁、基礎の解体が始まる状態でしたので3月には解体工事は終わるだろうと思いました。
2019年になりましたが、被爆建物の解体ですのでやっとこの頁を編集しました。 |
19.03.30.裕・記編集 |