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南区元宇品町( もとうじなまち) の元宇品公園内に建設されている「宇品(うじな)灯台」です。
*この頁では現在の宇品灯台の歴史を遡ると“宇品島南端信号塔”であることを知りました。 |
宇品灯台 |
〜広島港へのみちしるべ〜 |
位置 |
北緯 34度20分26秒
東経 132度27分46秒 |
光り方 |
10秒ごとに赤白光を2閃光
(閃赤白互光) |
光の強さ |
赤光 15,000カンデラ
白光 37,000カンデラ |
届く距離 |
赤光 ≒27.7km
白光 ≒31.4km |
高さ |
地上から灯台頂部 ≒21m
水面から灯火 ≒46m |
管理事務所 |
第六管区海上保安本部
広島海上保安部 |
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JCG海上保安庁 燈光会 日本財団 |
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特定重要港湾広島港の海の玄関口に位置するこの灯台は、1950(昭和25)年1月、旧宇品島南端信号塔(旧陸軍広島運輸部建設)に灯器を取り付けて宇品港灯柱として新設され、同(昭和25)年7月名称が宇品灯台に変更されました。
1971(昭和46)年灯塔の改築に合わせ回転機械などが取り付けられて現在の形になりました。光源に使われている六等レンズは、1895(明治28)年のフランス製で今もなお美しい輝きを保っています。
灯台は片時も休まず、今日もフェリー、客船、コンテナ船、自動車運搬船など、沖行く船の道しるべとして信頼に応えています。また、瀬戸内海国立公園の特別地域内に位置することもあって、多くの市民に「心のともしび」として親しまれています。この灯台は船舶が安全に航行するための大切な施設です。この施設の異常を発見した場合や何かお気づきの点がございましたら広島海上保安部TEL082-253-3111までお知らせください。 |
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宇品灯台は、その歴史をさかのぼると、軍都・廣島につながるものであるのです。
陸軍運輸部によって建設された通信塔で、軍事施設だったので一般人は近づけないものだったのでしょうね。 |
1889 |
明治22年11月30日 |
「宇品港」開港 (明治17年9月5日起工式挙行) |
1894 |
明治27年6月 |
陸軍運輸通信部・宇品支部設置 |
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明治27年8月20日 |
広島駅から宇品まで5.9km軍用鉄道として(16日間の突貫工事で)敷設 |
1897 |
明治30年9月 |
陸軍補給廠運輸部宇品支部 |
1902 |
明治35年 |
陸軍運輸部・本部に昇格 |
1942 |
昭和17年 |
(作戦部隊として)陸軍船舶司令部となる |
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2007年元宇品公園から撮影してこの頁を編集しました。
(戦後)灯台として新設され、現在は年3回[5月海上保安の日前後の日曜日、7月海の日、11月灯台記念日前後の日曜日]一般公開される施設になっています。
2015年被爆70年に金輪島、似島に建立されている原爆関連慰霊碑を撮影するので連絡船に乗りましたので、東側、西側からこの灯台を撮影していました。2018年にいまになりましたが画像を加えこの頁を更新しました。 |
18.04.08更新 08.03.19裕・記編集 |