元宇品公園

  広島市南区元宇品町(宇品島)に設置されている「元宇品公園」です、
※1950(昭和25)年瀬戸内海国立公園に追加指定されました。
※国土交通省の資料によると公園面積は30,400uある特殊公園だそうです。
*公園内には原生林が残り、自然溢れる空間として市民の憩いの場所となっています。
元宇品町は、もとは安芸郡仁保島村字宇品島で、広島湾に浮かぶ小島です。
周囲約3km、標高57mだそうです。
宇品島は、古くは島の形が臥牛に似ることから“牛ノ島”、一説には往古広島湾を江ノ内といい、宇品島はこの江ノ内にあることから内の島と呼び、のち“牛奈島”“氏名島”などと転訛したものと云われてもいます。
1884(明治17)年宇品築港の時、北方の皆実新開との間に堤防が建設され、残された一筋の水路には橋が架けられました。
また、皆実新開地先に宇品新開が造成されこれが1887(明治20)年広島区、1889(明治22)年からは広島市の所轄となり宇品町と称しましたのでこれと区別して元宇品(町)となりました(俗称、向宇品とも)。
公園には、昭和天皇が皇太子時代1926(大正15)年視察時提案されたことで、1927(昭和2)年実現した原始林観察巡回遊歩道も整備されています。
案内板に紹介があった、自然観察教育林とは、自然の変化に富み、小中学生の自然観察学習に適した森林のことだそうです。
農林水産省・林野庁近畿中国森林管理局がここ元宇品町の元宇品公園を宇品山自然観察教育林に選定し、見どころは「クスノキ、シイ等の大木が茂る公園道路・遊歩道の散策と、海岸園路に出ると植物や海の生き物、地層の説明板が立っているので、自然に触れながら散策が出来ます。」と云っています。
2010(平成22)年9月23日地元住民・有識者・関係機関などで結成した「アース・ミュージアム元宇品構想推進委員会」が開催する観察会に参加させていただき、広葉照葉樹の原生林の植物や海辺の海洋生物、地質等を観察し、その説明をしていただきながらここ元宇品公園を散策しました。
(わたしは)元宇品地区の原爆関連の慰霊碑や宇品灯台などなどの頁は編集していましたが、元宇品公園については編集していませんでしたので今回編集しました。元宇品公園でみる珍しい地質などは別頁で編集することにし、この頁では元宇品公園の概要の記述だけになっています。
12.04.25裕・記編集
広島市南区元宇品町    元宇品公園案内板

09.03.07撮影
(南区似島の安芸小富士から宇品島をみました)

10.10.10撮影
宇品島を≒西南側からみました

10.10.10撮影
宇品島の南半分を西側からみました

10.04.15撮影
宇品島の北部分を西側からみました

06.03.11撮影
南区黄金山から宇品島をみました
大正7(1918)年広島市街地図 (広島市郷土資料館展示の地図を撮影)



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