(向洋地区)舟板壁
  南区向洋本町の民家腰壁に用いられている「舟板」を取り上げました。
港町として栄えた仁保島村向洋地区では、廃船になった舟板を家の外壁や塀に利用した家屋が多くありましたが、ほとんど見なくなってきています
。ここで取り上げた民家では、外壁のうち上部は舟板が取り除かれ改修されていますが、腰周りだけはまだ舟板が残されています。

船は永年海水に浸かっており、固くて虫が付きにくく、腐りにくい利点があるところに目を付けた先人の知恵でしょう。また、廃船をリサイクルしたものでもあります。
南区役所地域起こし推進課が、今(2012)年7月新しく改訂した「みなみ区を行く:向洋・堀越・青崎マップ」には大きな地図が付いており、ここで取り上げた“舟板の壁”をもつ民家の位置がはっきりとわかりましたので、訪ねて撮影できたのです。
以前の‘みなみ区回遊ルートMAP’にも紹介はありました。しかし位置がよくわからず、何度か探してみたのですが、この地区は路地が狭く入り組んでいたりして、わからなかったので、解体されたのかもしれないと思っていたのです。
舟板壁は、西区草津で、安佐北区可部で見てきていましたので、南区のここ向洋にも僅かな部分しか残っていませんが、撮影に行ってみようと思ったのです。
 12.10.19.裕・記編集

12.10.13.撮影
広島市南区向洋本町7-7

12.10.13.撮影

12.10.13.撮影

12.10.13.撮影

12.10.13.撮影



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「(南区)堀越・向洋地区」編


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