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安佐南区長束西の広島文化学園中庭に建立されている熊田ムメ「うまいものは手の中に」碑です。 |
広島文化学園のここ短期大学には、「食物栄養学科」が設置されています。その学科の紹介には、
『栄養士として必要な専門知識と調理技術を学びながら、社会人として必要な基本的教養と豊かな心を身につけた栄養のプロフェッショナル(=専門家、本職)を育成します。』とあります。
1号館と3号館に挟まれた中庭に建立されている、熊田ムメ:「うまいものは手の中に」碑を見たので撮影しました。 |
熊田ムメ (くまだ むめ:1900-1975) |
料理研究家。広島県出身。広島高女卒。北大路魯山人(1883-1959)の妻。
広島第一高女教諭。東京帝大病院特別調理所主任。1938(昭和13)年離婚した魯山人と結婚。1950(昭和25)年広島女学院大学教授。
著作「料理の本質と作り方」「調理法の研究」など。
【言葉】やわらかい持ち味のものは淡味(たんみ:≒あっさりした味)に、淡味なものは温かく、
温かければ汁添えて・・・「調理法の研究」より。 |
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1983(昭和58)年5月広島女子大学紫水会六十周年記念事業として熊田ムメ先生遺稿集「うまいものは手の中」が刊行されています。 |
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丁度学園祭「あかね祭」第48回とかで、玄関の所に来た時、出店している模擬店を宣伝する女子学生に食べに来て下さいと云われていたので、模擬店に行った後帰る時にみたこの碑でした。
(わたしは)熊田ムメなる人物の事を知らなかったのですが、碑に刻まれた“うまいものは手の中に”という言葉が(わたしの)心をとらえたのです。この歳になっても粗食でも美食と感じる時がある味音痴のわたしには、今年100歳になるお袋の味を思い浮かべたからかもしれません。
帰宅後NET検索で熊田ムメ教授の事を知りました。東区の女学院大学教授であったのですから、ここ安佐南区の文化学園短期大学でも(臨時的に)教鞭をとっていたのかもしれないと思ったのですが、詳しいことはいまのわたしにはわかりません。 |
12.11.26裕・記編集 |