フィリップ・ノエルベーカー卿記念レリーフ

  安佐南区祇園の広島経済大学石田記念体育館に建立されている「ノエルベーカー卿記念碑」です。
※英国人ノエルベイカー卿はノーベル平和賞受賞者です。
「スポーツの人、平和の人」フィリップ・ノエルベーカー卿記念レリーフ
フィリップ・ノエルベーカー(1889-1982)は、英国オリンピック陸上競技選手、役員、ユネスコ国際スポーツ体育評議会会長として、スポーツと平和の歴史に比類のない大きな遺産を残した。
広島を度々訪れ、平和の努力を世界に訴えた。1959年にはノーベル平和賞を受賞した。ここに「スポーツを通して平和を」という彼の信条を永遠に記念する。
〜作品は卿の友人イアン・ウォルタースによる〜
1991(平成3)年1月22日ノエルベーカー卿記念碑建設委員会 
ノエルベーカー卿は、1963(昭和38)年(広島)原爆忌に出席したのをはじめ、5回にわたって広島を訪れ「ヒロシマを世界にアピールしました。その卿のレリーフを広島に設置したいと卿の教え子からの申入れを受け原田東岷(広島出身・外科医・平和運動家:1912-1999)他関係者が記念碑建設委員会を設立・募金を募り、約700万円を集め、基金としてイアン・ウォルタースに制作依頼しブロンズのレリーフが完成しました。
(はじめは平和記念公園・広島国際会議場1階ロビーに展示されていましたが)1993(平成5)年5月8日広島経済大学体育館完成式に合わせ当初の設置予定通り(再除幕され)、今日に至っています。
ノエルベーカー(Philip John Noel-Baker:1889-1982)
英国の政治家。クエーカー教徒の家に生まれる。ケンブリッジ大学卒業。労働党員。
1920年アントワープオリンピック男子1500m銀メダリスト。1924年ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE) 国際関係学部教授。1929年庶民院議員当選。1977年(一代)男爵に叙せられ、貴族院議員。1919年パリ講和会議から軍縮に尽力、その後反核、平和運動を推進。1959(昭和34)年ノーベル平和賞受賞。
以前に、資料でこのノエルベーカー卿記念碑を知ったのです。
1991(平成3)年国際会議場に展示されたのですから報道されたはずだったでしょうが(当時わたしは関心がなかったからでしょう)記憶がなかったのです。
2009年核廃絶の演説をしたことでノーベル平和賞を受賞したオバマ大統領(1961-   )の報道を多く耳にする最近ですので、広島経済大学のこの記念碑を拝見しようと思ったのです。
09.12.28裕・記編集

 09.12.12.撮影
広島市安佐南区祇園5-37-1 広島経済大学石田記念体育館1階ロビー

 09.12.12.撮影

 09.12.12.撮影
陸上選手 と 五輪マーク と ノエルベーカー卿横顔

 09.12.12.撮影



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