(広島市)古市小大気測定局 

  安佐南区古市の広島市立古市小学校に設置されている「古市小大気測定局」です。
※国道183号線の根際にあることから設置されたのでしょう。
自動車排出ガス測定局として広島市が主体として設置しています。測定項目は、窒素酸化物、炭化水素、浮遊粒子状物質だそうです。
この古市小大気測定局が設置されているところは、国道183号線(広島市と鳥取県米子市を直結する国道)であるので交通量も多く大気汚染の測定しようと設置されたのだろうと(わたしは)思いました。
測定局には一般環境大気測定局や自動車排出ガス測定局等があるそうです。
一般環境大気測定局は、大気汚染防止法第22条に基づいて、環境大気の汚染状況を常時監視(24時間測定)する測定局です。
自動車排出ガス測定局は、大気汚染防止法第20条及び第22条に基づいて、自動車排出ガスによる環境大気の汚染状況を常時監視(24時間測定)する測定局です。
その他、気象局、立体局、バックグラウンド局等があるそうです。
ちっそさんかぶつ
窒素酸化物
酸化窒素の総称。
ふつう大気汚染物質である一酸化窒素と二酸化窒素の混合物をさす。
たんかすいそ
炭化水素
炭素と水素だけからなる有機化合物の総称。
配列が鎖状か環状かによって大別され、さらに鎖式炭化水素はメタン系・エチレン系・アセチレン系に、環式炭化水素は脂環式・芳香族に分類される。ハイドロカーボン。HC(hydrocarbon)。
ふゆうりゅうしじょう
        ぶっしつ

浮遊粒子状物質
=エス‐ピー‐エム(SPM):suspended particulate matter 。
粒径10ミクロン以下の大気中に浮遊する粒子状物質で、大気汚染の原因となる。
微小粒子状物質:
(PM2.5)
粒径10μm(1μm=0.001mm)以下の粒子を浮遊粒子状物質と定義して環境基準を定め対策を進めてきていますが、そのなかで粒径2.5μm以下の小さなものを微小粒子状物質と呼んでいます。
発生由来でみるとディーゼルエンジン、工場・事業場での燃料の燃焼などからの一次粒子(粒子の形で大気中に排出されたもの)と、ガス状で排出されたものが大気中で反応生成してできた硫酸塩、硝酸塩、揮発性有機化合物から生成した有機炭素粒子などの二次粒子があります。
微小粒子状物質は粒径がより小さくなることから、肺の奥深くまで入りやすく健康への影響も大きいと考えられています。
具体的には、ぜん息、気管支炎あるいはせき、ぜん鳴などの症状や動悸、呼吸数の増加、不整脈、心臓発作などの症状の原因とされています。また、ディーセル排気微粒子もこの中に含まれることから、発がん性も懸念されます。
米国では1997年7月に、主として呼吸器系疾患についての人への健康影響に着目して大気環境基準を定めています。その値は、年平均15μg/m
3、24時間平均65μg/m3となっています。
日本では、2009年9月9日告示「微小粒子状物質による大気の汚染に係る環境基準」では、 1年平均値が15μg/m
3以下、かつ1日平均値が35μg/m3以下であることとしているそうです。
古市小学校の「伝統顕彰の庭」を見学した時、西門反対側にこの大気測定局の建物をみましたので撮影しました。
広島県の公開資料がありましたので測定項目などがわかりました。
最近、中国の大気汚染が日本へも影響を及ぼすという事で注目を集めている「PM2.5」についても調べてみました。
13.02.23.裕・記編集

13.02.16.撮影
広島市安佐南区古市2-21-1  広島市立古市小学校

12.09.01撮影

12.09.01撮影

12.09.01撮影



「建物など」編



広島ぶらり散歩へ
(古市小学校)伝統顕彰の庭
(広島市)古市小大気測定局
(古市小学校の蒸気機関車)動輪


「旧・安古市町」編


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