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安佐北区可部の可部駅西口広場に植樹されている「樫の木」を取り上げました。 |
2007(平成19)年12月2日JR可部駅西口広場完成式で、ここで取り上げた「カシノキ」2本が植えられたそうです。
山繭織が 可部町、安佐町を中心とした地域で近世以降、盛んに生産されました。
明治初め評判が高まり、特に可部の街は機械織り工場、問屋、染物屋などで栄えましたが、山繭織は昭和初期には全くその姿を消してしまうという歴史があるのです。
その山繭が食したというブナ科カシノキの葉っぱ、可部の歴史を刻むものとしてこの広場に2本ですが植樹されたようです。 |
(かし)
樫: |
ブナ科の一群の常緑高木。シラカシ・アカガシ・アラカシ・ウラジロガシなどの総称。
日本では中部地方から南に生育し、高さ約20mに達する。
果実はどんぐりで、でんぷんを多量に含む。材は堅く、弾力性があり、建築材や農器具材・炭として利用。◆「樫」は国字。
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(やままゆ)
山繭: |
鱗翅(りんし)目ヤママユガ科の蛾(が)。翅(はね)の開張約15cmと大形で、色は赤褐・暗褐・黄褐色など変異に富む。前翅(ぜんし:前部の一対のはね)の先は鎌状にとがり、各翅の中央に眼状紋がある。幼虫は緑色で毛のまばらに生えた芋虫。 幼虫はブナ科のナラ、クヌギ、コナラ、クリ、カシ、カシワ、ミズナラなどの葉を食べる。年1回の発生で、出現期は8-9月頃。卵の状態で越冬する。
繭からは良質の絹糸がとれ、屋内飼育はできないので木に網をかけて放し飼いとする。
日本・朝鮮半島・台湾などに分布。てんさん(天蚕)。《季語: 夏》 |
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2010年ここ可部駅西広場を撮影していました。
2011年可部地区のボランティアガイドをされているE氏に樫の木が植えられている事を教えていただきましたので2本の樫の木を撮影しました。2013年みると少しではありますが大きくなっている(生長しているように)感じました。 |
14.09.16.裕・記編集 |