(可部の民家)汲み取り便所

  安佐北区可部の民家でみた「くみ取り便所・跡」をこの頁で取り上げました。
可部の可愛神社根際の民家にあった(往年の)汲み取り便所をみたので撮影しました。
(便所を別棟に出来なかったからか)母屋から便所部分を出している処がわかります。
ここで取り上げたのは、窓に取り付けてある面格子の細工にも目がいったからです。
汲み取り口の木製蓋が壊れかけていましたので、現在では水洗便所に改造されたか、いまは便所としての役割を終えたのかもしれません。
(くみとりべんじょ)
汲み取り便所:
大小便を便壺にためておき、満ちた時に汲み取る方式の便所。汲み取り式便所。
(めんごうし)
面格子:
窓の外側に金属製の格子を取り付け、窓から人が入れないようにするもの。
防犯のため、台所・トイレ・風呂場などの比較的小さな窓などに取り付ける。
わたしが子どもの頃は汲み取り便所(いわゆるポットン便所)しかない時代だったのですが、今も見かけることもあります。そしてぶらり散歩した時に使用することもありますが、下水道が整備されていない地域でも浄化槽を設け水洗便所が多くなっているのではないのでしょうか。
ここでは面格子のいまどきでは見られない細工に目が行きました。真鍮製?の針金で細工されているように思いましたが。
14.09.10.裕・記編集

11.03.19.撮影
広島市安佐北区可部2-18

11.03.19.撮影
(可愛神社の鳥居側の)壁は漆喰が新しく塗ってありました

11.03.19.撮影

11.03.19.撮影
年数が経ったからか形が崩れてきて切れた線も見えますが職人手作りだろうな〜とおもいました

11.03.19.撮影
汲み取り口をみた時、ここで肥汲み柄杓で桶に入れる処を想像しました



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