(榊山八幡神社)百度石

  東広島市安芸津町三津の榊山八幡神社境内に建立されている「百度石」です。
※文政十三(1830)年庚寅三月吉日の建立。〔*1830年は12月10日から天保元年になります。〕
(ひゃくどいし)
百度石:
社寺の境内にたてて、百度参りで往復する距離の標識とする石。
(ひゃくどまいり)
百度参り:
神仏に祈願するための呪法(じゅほう)の一種。ある特定の社寺に百度参詣して祈願すること。祈願の形式はその心情が痛切なほど複雑化する。
一度の参拝では満足できずに、百度、千度と参詣するようになる。こうした形式を簡便にしたのがお百度石である。これは社寺の境内の、拝殿から一定の距離にある石で、一度拝んでからこの石の所に戻ってふたたび拝みに行く。この行為を百回繰り返すのである。これを俗にお百度を踏むという。回数を間違えないように数取りがある。素朴なものでは、小石や小枝を百ほど用意して拝む度に一つずつ置いてくる。また神前に竹べらが用意されていたり、お百度石の壁面にそろばんの形のものが備えてあったりする。
願いを神仏に聞き届けてもらうために何日間もお参りするという行為が、神前とお百度石の往復に集約されたわけである。しかし、人々の切実な願いが背景にあるために、人の目に触れては願いが成就しないなどという伝えが広まっていった。
参拝しようと社殿に近づいたとき目にしたのがここで取り上げた「百度石」でした。
久しく百度石に注目していなかったな〜と思ったのです。前回取り上げた百度石はお寺でしたので、神社で取り上げたのははじめてでした。
近くに来た時、見ると文政13年建立の百度石だったので約200年ほど前の信仰心に思いをはせ、亡きお袋がお参りに行っていたのは百度参りだったのだろうかと考えたりしたので、撮影しました(ので)。久しぶりに百度石のこの頁を編集しました。
123.03.29裕・編集

22.12.30.撮影
広島県東広島市安芸津町三津字榊山5559

22.12.30.撮影

22.12.30.撮影

22.12.30.撮影
 



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