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呉市倉橋町に建てられている「倉橋歴史民俗資料館」です。
※開館した1983(昭和58)年当時は安芸郡倉橋町でした。2005(平成17)年3月20日呉市に編入されました。 |
呉市産業部観光振興課のくれナビによると
ここ倉橋歴史民俗資料館を『古くは「長門の島」ともいわれ、万葉の歌にも詠われ、造船や海運によって成り立っていた倉橋島の歴史を背景に、資料の収集・保存・公開を目指して、1983(昭和58)年に開館した「倉橋歴史民俗資料館」。
ナウマンゾウなどの化石や古代から近世までの土器などの考古資料とともに、長門島と万葉コーナーや、農業と石材業など島の産業資料や生活・民芸・文芸関係の資料を展示しています。』と紹介しています。 |
(造船資料館の入館料金も含んで)大人@400円/人。高校生@240円/人。小中学生160円/人。
開館時間:9時〜16時30分。月曜休館(祭日以外)。 |
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展示説明文に『瀬越家の資料には、書の手本を頼聿庵(山陽の長子:1801-1856)に依頼したものや、聿庵の書簡(手紙)が残されています。頼春水(山陽の父:1746-1816)や頼山陽(1780-1832)の書なども聿庵をとおして、この倉橋島に伝えられたものと思われます。』とありました。
江戸時代倉橋島が栄えた事がわかる資料となっているように(わたしは)思いました。他に頼春風(春水の弟:1753-1825)、頼杏坪(春水の弟:1756-1834)、などの書も、この資料館には展示がありました。 |
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今(2011年)回、(旧安芸郡)倉橋町を訪ねたのは、広島新四国八十八ヶ所霊場第58番の白華寺を巡礼することでしたが、(復元された)遣唐使船が展示されていると云う長門の造船歴史館も訪ねたいと思っていたのです。
以前、仕事の関係で安芸郡倉橋町の時代に来た事がありましたが、この頁で取り上げた「倉橋歴史民俗資料館」を(仕事の合間を縫って)見学した事はありませんでしたので、今回楽しみにしていたのです。
この倉橋歴史民俗資料館は、さして大きくない資料館でしたが、呉市の紹介文になかった(呉市出身の人物ではありませんが、広島県という事を思えばまだまだ大きく扱ってもいいのではと思った頼家の資料、広島ぶらり散歩「頼山陽関連」編を編集しているわたしはそのような事を思いながら)、頼家に関する掛軸などを見学しました。
女房と見学したのですが、展示内容の割には見学する人がほとんどいなかったのは、チトさびしく思いました。
(余計なことではありますが)倉橋歴史民俗資料館の宣伝をしなくてはと、頼春水、頼山陽、頼聿庵などの筆跡の画像を掲載しました。それは、あなたご自身の目で実物をみていただければと思ったからです。 |
11.11.26裕・記編集 |