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呉市寺本町の寺本公園に建立されている(寺本公園)「遊園地建設記念碑」です。
※昭和15(1940)年11月1日建立された碑です。 |
正面: |
「遊園地建設記念碑」
和庄町區有財産ノ處分ハ本市ニ於・・・・ ・昭和三年四月之ガ處分ニ関シ有志大會デ・・・・・大典記念事業トシテ當區有財産ヲ全部公共ノ・・・・・・議シ之デ以テ遊園地及道路新設ノ計ニ對テ各・・・・堀岡眞一氏デ委員長ニ■ケ案ニ具シテ市長ニ・・・・之ガ遂行ニ努力スルコト数年遂ニ昭和七年四月市會・・・・故ニ多年ノ宿望ヲ達成スル・・・・・・・紀元二千六百年ニ當リ・・・
昭和十五年十一月一日建之 渡辺 伍 撰
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裏面: |
建設委員 いろはに順
出野繁人 堀岡眞一 大木戸市 小野盛之 岡原四方一 中島太七 臼井敦太
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台座裏: |
遊園地ヘ寄附者
金百円:檜田新之助 金五十円:渡辺隆登・・・・・(個人名だけではなく)・・金二十五円:呉第一信用組合の名も刻まれています。 |
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碑文の大要は、
「昭和3(1928)年“昭和天皇御大典記念事業”としてこの寺本公園を建設する事を住民大会で決議し公園やその導入路の計画を立て呉市に要望し、時間がかかったが昭和7(1932)年4月その陳情が認められた。紀元2600(1940)年に当たりこの「遊園地建設記念碑」を建立しました。」というようなことではないでしょうか。 |
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出野 繁人 |
呉市議会副議長: 昭和12(1937)年7月~昭和15(1940)年1月 |
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わたなべ あつむ
渡辺 伍
(1884-1960) |
呉市出身。京都帝国大学法科大学法律学科卒業。
弁護士開業。呉市会議員、広島県会議員。
1924(大正13)年第15回衆議院議員総選挙当選。1932(昭和7)年第18回衆議院議員総選挙再選、また呉市長(1932-1935)にも選出されました。 |
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今(2017年)回、立ち寄った寺本公園でみたの石碑でした。
近づきみると「碑念記設建地園遊」と刻まれていました。帰宅後撮影の画像で碑文を読もうとしましたが、碑文の四分の一ほど(上記)しかわたしには読み下せませんでした。
公園という言葉ではなく遊園地とこの寺本公園を呼んでいたことの意味するところは(いまの)わたしにはわかりません。というのは広島市の比治山公園は、昭和10(1935)年当時の横山市長は公園という言葉を使用しているからでもあるのですが。
碑文は刻まれた文字が薄くなっていただけではなく私の国語力のなさで全文読み下せませんでした。「遊園地建設記念碑」に関する情報がNET検索にヒットしないかと調べたのですが、(わたしの検索では)なかったのです。 |
17.05.09.裕・記編集 |