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神石郡神石高原町油木の神石高原町油木支所に建立されている「油木町非核・平和自治体宣言」記念碑です。
*碑面に「No more Hiroshimas」とありますので、「油木町 No more Hiroshimas」碑と題してもいいのかなと思ったのですが、「油木町非核・平和自治体宣言」記念碑と題して頁を編集しています。
※1987(昭和62)年神石郡油木町時代に建立された石碑です。 |
正面: |
No more Hiroshimas
1985.9.25
(非核・平和自治体宣言) |
裏面: |
広島市役所旧庁舎被爆敷石
1987.11.14. 建立 |
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1985(昭和60)年9月25日油木町町議会で「非核・平和自治体宣言」が議決されています。 |
『1945(昭和20)年8月6日歴史上初めての原爆被爆の悲惨な体験から四十年を経過しました。
戦争の惨禍を防止し、恒久の平和を実現することは全人類が切実に念願するところである。とりわけ核戦争を回避し、原水爆の恐れのない世界を確立することは、緊急かつ重大な課題となっている。
油木町は、世界で最初の核被爆県の自治体として、また平和憲法を有する日本国の自治体として、人類永遠の平和を樹立するため、この地球上で再び広島・長崎の惨禍を繰り返させてはならないと、全世界の人びとに強く訴えるものである。
ここに、油木町は日本国憲法の平和主義の原則にもとづき、改めて非核三原則を守ることを明らかにし、将来にわたって非核・平和自治体たることを厳粛に宣言する。 昭和60年9月25日 広島県神石郡油木町議会』 |
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日本非核宣言自治体協議会があります。
昭和59(1984)年に設立され、非核宣言を行った自治体が連携し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現のためにさまざまな平和事業を推進しています。
長崎市長が会長を務め、長崎市が事務局を運営しています。 |
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油木町をも受け継いだ、神石高原町も2005(平成17)年6月24日に非核・平和自治体宣言をしています。 |
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今(2021年)回、資料で知っていた「油木町非核・平和自治体宣言記念碑」を訪ねることを主目的に、現在の神石郡神石高原町を訪ねたのです。今回も息子運転の車で訪ねました。
神石郡油木町であった1985年に建立されたこの碑、2004年の平成の大合併で神石高原町になり、支所となり17年が過ぎようとしているこんにち、碑に刻まれた文字も不鮮明になってきていても、油木町議会が宣言した崇高な志を現在の油木地区の人々の心に受け継がれていることだろうと思いながら撮影しました。 |
21.11.28.裕・記編集 |