旧口北村戦没者慰霊碑

庄原市口和町向泉に建立されている「（旧口北村）戦歿者慰霊碑」です。 ※1964(昭和39)年の比婆郡口和町時代に旧口北村戦没者慰霊碑が役場が見える処に建立されました。 　 〔2005(平成17)年比婆郡全町などが庄原市と合併して新しい庄原市が発足しています。〕 正面： 慰霊碑 　　口和町長　松嶋佐壮一謹書 側面： 旧口北村住民建之 側面： 昭和三十九年四月吉日　　　　　　　　　　　　　昭和39年＝1964年 裏面： 旧口北村出身戦歿者 　 北清事変：永戸五二九 　 日露戦役：影山新太郎他5名 　 支那事変：池亀正人他11名 　 大東亜戦役：秋山豊明他125名 　 縁故者：6名 台座碑文： 〔下欄で読んでみました〕 ＊大東亜戦役の中に“古川キヨヱ”さん等女性名が見えることから学徒動員中に原爆関連死では？ ※ -口和町略沿革- 1955(昭和30)年4月1日比婆郡口南村+口北村＝口和村発足。 1960(昭和35)年4月1日町制施行で口和町となりました。 2005(平成17)年3月31日比婆郡全町＋甲奴郡総領町＋庄原市＝新しい庄原市 梅雨入りしている2023年6月10日雨が降らなければどこか行きたいところに連れて行こうと息子が云ってくれたのです。 資料を再度みて、口和町に原爆歌碑が建立されていることを確かめ、八千代町原爆慰霊碑の後口和町にも連れて行ってもらったのです。 息子が、歌碑よりもここで取り上げた慰霊碑が目に飛び込んだようで、車を留めたので、原爆歌碑とこの戦没者慰霊碑も撮影することが出来ました。 碑周りの伸びた雑草が刈られたばかりのようで、この付近の草刈りのようで、少し離れたところで草刈り機の音がしていました。 23.07.03.裕・記編集

23.06.10.撮影 庄原市口和町向泉389-1　口和コミュニティーセンター前

23.06.10.撮影 (口和町)原爆歌碑　　　　　　　　　　　(旧口北村戦歿者)慰霊碑

23.06.10.撮影 揮毫者：初代口和町長松嶋佐壮一

台座の碑文：慰霊の辞 名文だなと思ったので全文読んでみました。作者の名がなかったのが残念です。 わたしの無学をさらすように知らない言葉もありました。 「・・・文化人は平和を希求し具現化する故にこの碑は平和の象徴」とも綴っています。 慰 し 悠 久 の 瞑 福 を 祈 る 建 立 し 以 っ て 英 魄 を 綏 北 村 民 挙 っ て 此 の 碑 を 援 あ れ 茲 に 謹 ん で 元 口 平 和 と 郷 土 の 栄 光 に 支 の 香 を か ぎ 給 い 世 界 の 希 く は 他 界 よ り 不 絶 英 霊 の 美 徳 弥 旺 な り 教 の 鼓 吹 に 資 す 因 っ て 道 義 の 発 展 を 期 し 尚 宗 孫 を 慰 め 延 い て は 社 会 し 以 っ て 英 魂 と 其 の 児 貢 献 の 高 徳 を 永 に 賛 仰 此 の 碑 は 英 霊 の 平 和 偉 功 あ り く 平 和 招 来 に 絶 大 な る り 刻 名 の 勇 士 は 皆 斉 し 碑 は 平 和 愛 好 の 象 徴 な し 又 具 現 す る 故 に 此 の 化 人 は 普 く 平 和 を 希 求 平 和 培 成 の 偉 績 な り 文 救 済 と 発 達 に 照 じ 実 に の 残 酷 な る 死 は 人 道 の 劇 と 文 化 の 賜 な り 英 霊 多 の 戦 に よ る 人 類 の 惨 世 界 の 平 和 は 過 去 幾 人 の 命 を 奪 わ ず 限 大 の 尊 命 を 失 う 天 は の 惨 事 を 繰 返 し 実 に 無 な り 過 去 永 世 に 亘 り 此 惨 の 極 な り 悲 明 の 大 罪 本 懐 よ は 何 ぞ や 眞 に 悲 笑 っ て 倒 る こ れ 男 子 の に 中 り 或 は 暴 力 に 触 れ 妻 子 と 泣 別 し 或 は 鬼 弾 ゝ に 恩 愛 の 父 母 最 愛 の 故 諸 賢 は 只 国 命 の ま 慰 霊 の 辞 ※ 綏慰（すいい)≒やすんじ(安らかに)慰める

23.06.10.撮影

23.06.10.撮影 旧口北村出身戦歿者

23.06.10.撮影

23.06.10.撮影

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