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安佐南区相田の正伝寺門前に建立されている「酌流尋本源」碑です。 |
正面: |
酌流尋本源※ |
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側面: |
明治四十一年十二月日建之 |
明治41年=1908年 |
側面: |
(判読できませんでしたが建立者、揮毫者名かな?) |
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裏面: |
(裏一面に刻んだ文字判読できませんでしたが石碑建立の寄附者か) |
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※流(ながれ)を酌(く)んで本源を尋(たず)ぬるに、偏(ひとえ)に是祖師〔親鸞聖人〕の徳なり |
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報恩講(ほうおんこう)
仏教各宗派で、毎年宗祖への報恩のために営む法会。
浄土真宗では親鸞(1173-1262)の忌日を最終日とする7日間、東本願寺では陰暦11月21日~28日、西本願寺では陽暦1月9~16日に営む。
御七夜(おしちや)。御正忌(ごしょうき)。お講。季語:冬。 |
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真宗で云う報恩講は、本願寺三世覚如(1270-1351)が、親鸞の三十三回忌に「報恩講私記(式)」を撰述したことが起源であるとされるそうです。
その「報恩講私式」の中にここで取り上げた“酌流尋本源”という言葉があるようです。 |
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2015年訪ねた正伝寺でした。
その門前で子どもたちが鬼ごっこをしており、ここで取り上げた「酌流尋本源」碑の裏側に子どもが隠れていました。撮影しているわたしを上目づかいに見ましたので、素知らぬ素振りでこの石碑を撮影しましたが、そのこどもに『「酌流尋本源」とは?』と問答をしかけられたらわからなかったわたしですので、持ち帰り辞書を引き引き、上記のことで少しばかりわかりました。 |
浄土真宗宗徒ではないというものの(浄土宗宗徒のわたしですが)、仏教用語はもちろんのこと、法然上人の教えがいまださっぱりわからないまま、この歳になり、毎朝仏壇前では「南無阿弥陀仏」と唱えているわたしです。 |
16.11.24.裕・記編集 |