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廿日市市宮島町に開館している「廿日市市宮島水族館」です。
※(現)宮島水族館はPFI事業で整備され2011(平成23)年8月1日リニュアルオープンしました。 |
宮島水族館(愛称:みやじマリン)の資料によると
『景観に配慮した和風建築の水族館で、「いやし」と「ふれあい」を基本理念に、海の生きものをより身近に感じられる参加・体験の水族館をめざしています。展示する生きものは瀬戸内海を中心に350種13,000点以上。
本館では10のゾーンで瀬戸内海の神秘的な世界を紹介しています。また、海獣エリアではペンギンをはじめトドやアザラシ、コツメカワウソなど愛らしい動物が皆さんをお待ちしています。さらにライブプールでは毎日アシカライブを開催しています。』と紹介しています。 |
営業時間;9:00-17:00 ※最終入館時間は16:00。休館日:12月26日〜12月30日。
入館料;一般1,400円、中学生・小学生700円、幼児(4歳以上)400円。 |
用途:水族館。構造:鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上2階、地下1階。
敷地面積:7,218.27u。建築面積:4,098.66u。延面積:5,822.55u。管理水量:1,837屯。 |
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宮島水族館略沿革 |
1959(昭和34)年5月広島県水産資源研究所として設置されたことにはじまります。
1967(昭和42)年4月(当時の)文部省から博物館相当施設として指定を受け、
運営が広島県から(当時・佐伯郡の)宮島町に移管され、宮島町営宮島水族館となりました。
1981(昭和56)年大規模な改修を行い、解体前の規模で再スタートしています。
1985(昭和60)年ラッコ四頭が仲間入りすると、年間入館者は約70万人に達したそうです。
2005(平成17)年11月3日廿日市市と合併(編入され)、廿日市市立宮島水族館になりました。
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2008(平成20)年11月末から建替工事※のため休館しました。
2011(平成23)年8月1日より愛称「みやじマリン」としてリニューアルオープンしました。 |
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施設の老朽化やバリアフリーへの対応などを含め、社会ニーズに呼応した新たな水族館を整備することが必要となり、新水族館が整備される事になったそうです。
コンセプトの「いやし」と「ふれあい」の具現化、将来に渡り健全な経営が継続できる事業とするため、民間の活力とノウハウが活用できる「PFI事業(Private
Finance Initiative:民間の資金や経営手法・技術力を活用して公共施設などの社会資本を整備すること)」として実施しされました。 |
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以前の宮島水族館を見学したのは子どもたちがまだ小学生だった頃ラッコが人気になり、みに来たことがあったのですから随分前になるな〜と思って、この頁を編集していると、廿日市市の“宮島水族館PFI事業について”という資料に、ラッコが来たのが1985(昭和60)年とありましたので1986年頃なかと(わたしは)思ったのです
。四半世紀も前に見学してから外から水族館の建物をみるだけでしたが、昨(2011)年ニューアルオープンしたので一度はみなくてはと思っていたのです。 |
2012年交流ウォーク下見の時、(わたしは)はじめて見学しました。
大河ドラマ「平清盛」人気か宮島の島自体に多くの人であふれていました。この水族館も多くの人が訪れていました。展示水槽をほぼ全部見て、アシカのショーも観覧席に座ってみました、ただフンボルトペンギンの背に触ることができるというふれあいイベントは長い行列になっていて参加することができませんでした。 |
展示に工夫がないわけではないとは思いましたが、これが宮島水族館の売りだというものがないように(年寄りのわたしは)思いました。
瀬戸内海のスナメリクジラにしても、広島名産の牡蠣養殖の展示にしても、全体的に、地味な展示で、ゆっくりと見学できる環境であれば「いやし」というコンセプトと云えるのかもしれませし、瀬戸内の海洋生物の勉強の場となるのでしょう。その中で「ミヤジマトンボ」の幼虫、成虫の標本が展示してありました。このミヤジマトンボの生息地ということからラムサール条約に登録されるというニュースをみましたので、別頁で取り上げました。
(まだまだ資料の充実も必要でしょうが)じっくりみれば地味でも、瀬戸内海という地域に根差した資料館としての意義は小さくないし、なれると(わたしは)思うのです。しかし、狭いスペースに人が溢れていてはそうはなっていない現状のように感じました。 |
12.05.24裕・記編集 |