厳島神社文庫

  廿日市市宮島町の亀居山麓に建てられている「厳島神社文庫」です。
※もともとは寛政年間(1789-1801)に建てられた光明院の附属建物でした。明治時代の廃仏毀釈で厳島神社管理に。
*厳島神社御文庫とも呼ぶようです。
荒胡子神社の横の広場はもと金剛院の跡地だったそうで、その左側にここで取り上げた厳島神社「文庫」があります。
本瓦葺(鯱があがった)、特殊(な形状の)土蔵造りです。
資料によると、
『文庫内部奥壁に壇を設け、孔子(前551-前479頃)を祀り、両聯をかけた。
蔵書の中には大揃いの廿一史などの貴重書がある。
1965(昭和40)年収蔵庫ができるまでは、紺紙金字大方等大集経(こんしきんじだいほうとうだいじゅきょう:1995年国重文指定)、紺紙金字華厳経(こんしきんじけごんきょう:1995年国重文指定)などをここに収蔵していた。』そうです。
文庫(ぶんこ) 「ふみぐら(文庫)」の音読み〕
1) 書物を収めておく倉庫。書庫。
聯(れん) 中国で、対句を書いたり刻んだりした細長い札のこと。
中国では装飾として、柱に左右対称にして掛けたりした。
(にじゅういっし)
廿一史
二十一史
中国の歴代の正史21書。
史記・漢書・後漢書・三国志・晋書・宋書・南斉書・梁書・陳書・魏書・北斉書・周書・隋書・南史・北史・新唐書・新五代史・宋史・遼史・金史・元史をいうそうです。
厳島神社関連の蔵かな?と思ってみていました。
2008年、2012年頁を編集しようとおもって撮影したのですが、観光本には取り上げていませんでしたので、編集未完のままでした。
2015年のいまになりましたが、以前から撮影した画像を整理するとともに、以前目を通していた関連資料をみていると、上記のような記述がありましたので、一応の編集完としました。
資料にあった、聯(れん)、廿一史とは?と(わたしが思って)辞書を引きましたので参考に掲載しました。
 18.10.30.更新  15.05.26.裕・記編集

08.02.14.撮影
広島県廿日市市宮島町1 (亀居山麓)

12.06.10.撮影

08.02.14.撮影

08.02.14.撮影
厳島神社文庫  と  (亀居山上)千畳閣

12.06.10.撮影

08.02.14.撮影

12.06.10.撮影
(裏側からみました)
屋根の葺替が1994年9月から11月に行われた事が(株)鳥羽瀬社寺建築のNET公開資料でわかりました

12.10.20.撮影

15.12.18.撮影



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