(厳島神社)石鳥居

  廿日市市宮島町の厳島神社参道に建立されている「石鳥居」です。
厳島神社の鳥居と云えば、「厳島神社大鳥居」と称されている厳島神社前方海の中に建つ両部鳥居が余りにも有名ですが、ここでは、厳島神社を参拝する時、最初にくぐる石鳥居を取り上げました。
この石鳥居は、御影石製一石造り柱の明神鳥居です。
資料によると、
『高さ約12m(他資料では約10mとあります)、柱の周囲約4mで、石造りの鳥居としては立派なものです。
1877(明治10)年(当時の)佐伯郡廿日市町の人が、山口県大島郡(周防大島)の石材で築造していたが資金難から未完成のまま20年近くほったらかされていましたが、北海道の人が大金を寄進し1906(明治39)年※に至って完成した』とありました。
宮島検定テキスト「宮島本」の宮島略年表をみると、『1905(明治38)年4月6日御笠浜に石の大鳥居が落成する』とありますので、こちらの方が正しいのでは(わたしは)と思います。
Wikipediaによると日本三大石鳥居を下記の3基を挙げています。
日光東照宮石鳥居(重要文化財)黒田長政(1568-1623)による寄進。
  1618(元和4)年。高さ9m、太さ3.6m江戸時代に建てられた石鳥居では日本最大だそうです。
  
NETで画像をみると柱は継いでいるようです。
八坂神社石鳥居(重要文化財)南楼門前の鳥居。
  1646(正保3)年。高さ9.3m?
  NETで画像をみると柱は継いでいるようです。
鶴岡八幡宮石鳥居(重要文化財)一の鳥居 若宮大路の南側の鳥居。
  1668(寛文8)年。 高さ8.5m?
  NETで画像をみると柱は継いでいるようです。
厳島神社を参拝する時に必ずくぐる石鳥居ですが、(わたしは)いままで大きな鳥居だとな〜と思っていただけでした。
2012年になって意識して撮影して頁を編集するかなと思ったのですが頁としては未完でした。
2015年になりましたが、宮島の頁を編集する時に参考にしている資料に(上記のような)記述がありましたので、参照してこの頁を編集しました。
Wikipediaに「日本三大石鳥居」の紹介記事がありましたが、どの鳥居柱も江戸時代とはいえ柱を接いでいるようでした。
そのことから、ここ宮島の石鳥居は明治時代とはいえ一石造りという事を思えば石造の大鳥居と云えるのではと思いました。
一石造りの鳥居としては日本最大規模の石鳥居ではと思い、今後一石造りの鳥居としてこの規模の鳥居が出来るような石切り場は国内には無いのではと思いながら、2015年のいまになりましたがこの頁の一応の編集完としました。
宮島町旧役場建物が解体され、そのあとに宮島交流館が建ちましたので石鳥居の後側の景色が変わりました。(2012年5月と2023年2月の画像を比べてみてください)。
24.02.17.更新   15.06.20.裕・記編集

12.04.08.撮影
広島県廿日市市宮島町 御笠浜

12.05.01.撮影
石鳥居 と (2012年5月みた時は補修工事中で足場が組まれていた)大鳥居

12.06.10.撮影
石鳥居 と 大鳥居  (をJR連絡船からみました)

12.05.01.撮影
             (後側)宮島町旧庁舎 と 五重塔 と千畳閣の屋根 (手前)石鳥居

12.05.01.撮影

12.05.01.撮影
(御笠浜と石鳥居をみました)

12.05.01.撮影
(狛犬と石鳥居がここから境内ですよとでも云っている?)

12.06.10.撮影
柱は(継がれる事もなく一本の石造りで)少し外側に踏ん張っているいます

12.06.10.撮影
(境内側から商店街をみました)

15.12.18.撮影
(これから参拝時に撮影)

15.12.18.撮影
(帰りがけに撮影しました)

15.12.18.撮影
石鳥居           (JR連絡船から撮影)                (木製)大鳥居

23.02.12.撮影
向側:(旧役場が解体され)宮島交流館 五重塔 千畳閣屋根  手前:石鳥居



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