世界文化遺産貢献の森林・説明板

  廿日市市宮島町杉之浦に設置されている「世界文化遺産貢献の森林(もり)」説明板です。
根際に「檜皮の森林」説明板も設置されています。
    世界文化遺産貢献の森林     宮島国有林
世界文化遺産「厳島神社」は、厳島神社本殿、大鳥居等の建造物群とそれと一体となって遺産の価値を形成している前面の海及び背後の彌山(みせん)原始林を含む区域からなっています。これらの文化遺産を取り巻く形で所在する宮島国有林全域(2,394ヘクタール)を「世界文化遺産貢献の森林」として設定しました。
「世界文化遺産貢献の森林」の取扱いについては、全域にわたって主に風致の保全を図るとともに、檜皮(ひわだ)文化財修復用材の備蓄・供給、森林と文化財のかかわりを学習する場の提供を行うこととしています。
本箇所(ヒノキ林)は、「檜皮採取地」として、厳島神社等の檜皮葺屋根の定期的な維持補修に必要な葺き替え資材を提供するフィールドとして活用することとしています。
   林野庁 近畿中国森林管理局 広島森林管理署
農林省林野庁の資料をみると、
宮島町の森林面積は2,967haのうち、広島森林管理署が所管する国有林は、≒81%に当たる2,393haとなっています。(設置の説明板と1ヘクタール違っています。)
『国有林は、標高は0~530mの間にあり、島の中央北東部に主峰の弥山のほか、中央南西部に岩船岳等があり地形は一般に急峻です。基岩は島のほとんどが花崗岩で深層風化しており、土壌は主として乾性褐色森林土で、全般的にせき悪化しています。
宮島町は、全域が「特別史跡及び特別名勝厳島」及び「瀬戸内海国立公園」に指定されており、国有林に於いては、この他に「風致保安林」、「鳥獣保護区」mp指定を受けています。このため宮島国有林においては、地域管理経営計画において「森林と人との共生林」に機能類型区分し、教養文化、休養等の活動の場や優れた景観の提供なそに架かる機能を重点的に発揮すべき森林と位置付け管理経営を行っています。
また、平成13(2001)年8月に、宮島国有林全域を「世界文化遺産貢献の森林」として設定し、森林の重要性や森林と文化財とのかかわり等を普及する象徴的・総合的な拠点として整備していくこととしています。』と説明板に無い「世界文化遺産貢献の森林」指定年月がわかりました。
1996(平成8)年12月7日嚴島神社が世界文化遺産に登録されました。
2001(平成13)年8月宮島国有林全域を「世界文化遺産貢献の森林」として(林野庁が)設定
2005(平成17)年11月3日佐伯郡宮島町は、廿日市市に編入、廿日市市(宮島町)になりました。
    ここは宮島国有林です
この区域は、瀬戸内海国立特別地域・特別史跡・特別名称「厳島」・世界文化遺産の緩衝地帯(バッファゾーン)及び風致保安林に指定されています。
許可なしに樹木の伐採・損傷、土砂の採取、その他現状変更の行為はできません。皆さんのご協力をお願いします。
    ●自然を大切にしましょう
    ●ゴミは持ち帰りましょう
    ●火気の使用はやめましょう
 広島県・廿日市市教育委員会
 環境省中国四国地方環境事務所
 林野庁広島森林管理署

包ヶ浦にて12.10.20.撮影
2012年包ヶ浦から旧道にある包ヶ浦隧道を通り“金岡水”枯れたままだなとみて、杉之浦神社で参拝するかと行こうとしたときにみたのがここで取り上げた「世界文化遺産貢献の森林」説明板と「檜皮の森林」説明板でした。
撮影はしていたのですが整理が悪く2017年のいまになりましたが編集していなかったな~と編集しました。
「世界文化遺産貢献の森林」説明板と「檜皮の森林」説明板を別々に編集しましたので、下段のリンク先から「檜皮の森林」説明板も見ていただければ幸いです。
 17.02.26.裕・記編集

12.06.10.撮影
廿日市市宮島町杉之浦   「檜皮の森林」説明板と「世界文化遺産貢献の森林」説明板

説明板のちずです

12.06.10.撮影



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