(厳島八景の一つの)鏡の池

  廿日市市宮島町の厳島神社境内にある厳島八景のひとつ「鏡の池」です。
※厳島神社境内に三つの鏡の池の内のひとつです。
*下段に「厳島八景」についても記述しました。
(旧・説明板) 嚴島八景の一  鏡の池(かがみのいけ)
『「鏡池秋月(かがみいけのあきのつき)」と称され、この池の水面に映る秋の名月は美しいものとされ和歌や俳句に詠まれている。』そうです。
宮島八景の一:絶えず清水が湧いていて、ご創建時一夜にしてこの池ができたのは、この造営がご神慮にかなったためである。と人々がたいそう喜んだといわれています。 潮が引くと丸い池が現れます。
上記解説資料は、厳島神社社務所発行「伊都岐嶋」などを参考にしました。
“みやしろにかくる光もくもりなき鏡の池にすめる月影” 宣阿(周防国武士:1647-1735)が詠んだ歌もあるそうです。
厳島神社の“鏡の池”は、ここ厳島八景にもなっている鏡の池の他2箇所あります。
他の一箇所はその中に康頼塔婆石があります。もう一つは天神社の根際にあります。
        (新・説明板) 嚴島八景の一  鏡の池(かがみのいけ)
『清水が湧き出ており潮が引くと手鏡のように見えることからこう呼ばれます。
秋の月とともに詠まれた裏が多く伝わっています。』
宮島へ行って厳島神社に入るとすぐに客神社・拝殿があります。その建屋が切れたところでこの鏡の池が目に入ります。
ただし、干潮のときにしか観る事が出来ません。
神社設置の説明版には「鏡の池」とありますが観光協会の宮島八景の資料では「鏡池」とありますが、神社説明板の「鏡の池」をわたしのこの頁では採用しました。
2018年のいまになりましたが、画像を見直し、満潮時の鏡の池が見えなくなった処なども加えこの頁を再編集しました。
2021年コロナ禍で、ここ厳島神社を参拝する人もほんのわずかの中で(厳島八景のひとつ)鏡の池も撮影しました。
22.06.05.更新    07.12.18裕・記編集

07.10.06撮影
広島県廿日市市宮島町1-1 (厳島神社境内)

07.10.06撮影

07.10.06撮影

07.11.03撮影
鏡の池 (画像右側が客神社社殿)

07.11.17.撮影

08.01.02撮影
朝座屋    鏡の池  (画像右側)客神社社殿

08.05.24.撮影
潮が満ちてくれば“鏡の池”はみえなくなります

15.12.18.撮影

15.12.18.撮影

21.01.22.撮影
この日撮影時は干潮でここ厳島八景の一つ鏡の池は見てていました

21.01.22.撮影

21.01.22.撮影

21.01.22.撮影
(説明文が新しくなっていました)
「厳島八景」とは次の八つです。
-厳島八景の背景-
中国の画家・宗迪(そうてき:洛陽の人11世紀後半頃)が湖南省の景勝地・瀟湘(しょうしょう)の八佳景(かけい)を描いたと云われています。
日本ではこれに倣って近江八景、金沢八景、そして厳島八景などが描かれました。
瀟湘八景図に倣って、江戸時代中期に光明院の恕信(じょしん)が厳島八景を選んだそうです。
厳島明燈(いつくしまめいとう) 厳島神社の総灯明
大元櫻花(おおもとさくらばな) 大元公園の桜の景色
瀧宮水螢(たきのみやのほたる) 蛍が舞う白糸の滝付近
鏡池秋月(かがみいけのあきのつき) 客神社脇の鏡池に写る満月
谷原麋鹿(やつがはらびろく) 谷が原の鹿の群れ
御笠濱鋪雪みかさのはまほせつ) 厳島神社周辺の洲浜の雪景色
有浦客舩(ありのうらのかくせん) たくさんの船で賑わった桟橋付近の風景
彌山神鴉(みせんのしんあ) 神を案内したと伝えられる神鴉(ごがらす)



「安芸の宮島」編



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     (嚴島神社鏡の池関連)
(厳島八景の一つ)鏡の池
(卒塔婆石の)鏡の池
(天神社横の)鏡の池


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