厳島神社の起源は祭神が漂着され土地の豪族・佐伯鞍職（さえき の くらもと）の造営した社殿に鎮座されたとする説話で、以後佐伯氏が厳島神社の祭祀を管掌する論拠になっていました。しかし、その説に対して弥山を主峰とする山容に周辺（沿岸・島しょう部）の信仰があってこれが人格神に転化したとする説も有力なのです。 厳島神社は弘仁2（811）年伊都岐嶋神が名神例四時幣にあずかると見えるのが初見だそうで後に、二神が派生した神と云われています。 平安時代末期には平清盛（1118-1181）を筆頭に平氏の信仰を受け大社の地位を確立しました。 平安時代神仏習合の風潮に従い仏教的色彩を強めていきました当初習合したのは天台宗系仏教でしたが高野山など真言系へと変わり、本地仏も観世音菩薩あるいは大日如来と一定していませんでした。 平氏の没落後も鎌倉幕府、室町幕府に保護され、また安芸地域に勢力を伸ばした大内氏や毛利氏も崇敬しました。しかし、厳島信仰の基盤は篤くある時期は皇室、貴族、有力武将が表に出てきましたが、どの時代も漁民や航海業者などの根強い信仰があったことは間違いないことでしょう。 室町時代になると市立てが盛んになり恵比寿や弁財天などの信仰が強まり、弁財天を厳島神社の本地とする考えも出てきました。 江戸時代は浄土真宗が台頭した安芸地域でしたが、厳島は真宗の進出を拒否し、厳島神社と習合していた真言系の大聖院や大願寺が存続しました。 明治元（1868）年の神仏分離令で厳島神社と両寺院の関係は絶たれましたがそれぞれが独立し現在に至っています。 厳島信仰は、瀬戸内海を中心に日本海側は北陸地方、太平洋側は土佐地方に広がっていたといわれていますが、平成8（1996）年世界文化遺産として登録されてからは、世界中から人々が集う島になってきたように感じるわたしは、厳島信仰は（ある意味）世界的に広がってきているのではと思っていますが。 摂社(せっしゃ) 本社に付属し、その祭神と縁故の深い神をまつった神社。本社と末社との間に位する。 末社(まっしゃ) 1)本社に付属する小さな神社。摂社に次ぐ格式をもつもの。枝宮(えだみや)。 わたしは、数年前まで摂社、末社などの言葉さえも知らなかったのです。宮島を何度も訪れ、厳島神社にお参りしていたつもりでしたが、その参道に面する（小さな）神社などを横目で見るだけで帰りを急いでいました。 2007年になってぶらり散歩しながら、横目で見ていた神社をもう少し時間をかけお参りし調べ出すと、宮島に多くの神社があることを知りました。 2008年年5月に「宮島七浦巡り」という観光船に乗って宮島を一周し七社を船上からでしたが手を合わせることができました。まだまだ不十分で全部の神社を紹介したことにはなりませんが、宮島の神社一覧というこの頁を編集しようと思ったのです。 09.01.25更新　　　08.11.12再編集　　　04.02.15裕・編集

07.10.24撮影 07.11.03撮影 07.11.03撮影 07.10.06撮影 07.11.17撮影 （厳島神社 摂社） 大元神社 （厳島神社 摂社） 三翁神社 （厳島神社 摂社） 長浜神社 （厳島神社 末社） 今伊勢神社 （厳島神社 末社） 金刀比羅神社

06.01.03.撮影 07.10.06撮影 07.12.15撮影 07.11.03撮影 07.12.15撮影 （厳島神社 末社） 豊国神社 （厳島神社 末社） 清盛神社 （厳島神社 末社） 荒胡子神社 （厳島神社 末社） 四宮神社 （厳島神社 末社） 幸神社

07.11.17撮影 07.12.15撮影 08.05.24撮影 08.05.24撮影 08.01.02撮影 （厳島神社 末社） 北之神社 （厳島神社 末社） 祖霊社 （厳島神社 末社） 包ヶ浦神社 （厳島神社 末社） 養父崎神社 （厳島神社 末社） 杉之浦神社

08.05.24撮影 08.05.24撮影 08.05.24撮影 08.05.24撮影 08.05.24撮影 （厳島神社 末社） 鷹巣浦神社 （厳島神社 末社） 腰少浦神社 （厳島神社 末社） 青海苔浦神社 （厳島神社 末社） 山白浜神社 （厳島神社 末社） 須屋浦神社

08.05.24撮影 07.11.03撮影 08.06.14撮影 （厳島神社 末社） 御床神社 粟島神社 （厳島神社奥宮） 御山神社 03.11.16撮影 -島外-（厳島神社外宮） 地御前神社

07.10.24撮影 07.10.06撮影 07.11.03撮影 07.10.06撮影 厳島神社本社 （厳島境内神社 摂社） 客神社 （厳島境内神社 摂社） 大国神社 （厳島境内神社 摂社） 天神社

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