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廿日市市宮島町の“宮島まちづくり交流センター前の木に着生している「オオミゴケ」です。
*着生しているのは、旧宮島町役場跡地ですので旧町木だったモミジの木だと思うのですが? |
オオミゴケ: |
学名: Drummondia sinensis
分類: 蘚綱(せんこう) タチヒダゴケ目 タチヒダゴケ科 |
形態: |
茎は匍(は)い、多くの仮根をつけ、短い枝を密に上方に出す。枝葉は舌形で浅くくぼみ、葉先は急に鈍く尖り、乾くと枝に密着しあまり縮れない。中肋(ちゅうろく)は太くて葉先近くに達する。葉身細胞は楕円形で強く厚膜、平滑。蘚帽(せんぼう)は僧帽状で大きく、無毛、下端は分かれない。胞子は(さく)の中で発芽し多細胞となる。
※近似種との区別:
形のよく似たミノゴケ属各種からは、平滑な葉細胞、僧帽状の蘚帽で区別することができる。 |
分布: |
本州、四国、九州、中国大陸、極東ロシア。 |
生態的特性: |
樹幹(じゅかん)または岩上に生育する。 |
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※資料は、京都府環境部自然環境保全課の京都府レッドデータブック2015を参照 |
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2021年1月コロナ禍の中、宮島も閑散としていると聞いていたので、息子と訪ねたのです。
そのとき、厳島神社を参拝し帰るときにここ旧宮島支所にも立ち寄ってみると、新しい建物「宮島まちづくり交流センター」になっていました。
その前の“宮島町民憲章・碑”は残されているなとみたとき、その根際にここで取り上げた「オオミゴケの説明紙」に気が付きました。近づきみると大変貴重な苔だと記述されていましたので撮影したのです。
苔のことにも疎いのでオオミゴケのことは京都府の資料を参照しました。
誰が貼りだしたのか記述はなかったのですが、英語、ハングル、中国語で注意が書いてありますので、廿日市市だろうと思ったのですが、いたずらを防ぐためにはそう記述した方がいいように思いました。 |
22.02.14.裕・記編集 |