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廿日市市宮島町の厳島神社の“(厳島神社)大鳥居”「令和の保存修理工事の完了]を取り上げました。
※工事は2019(令和元)年6月に始まり、2022(令和4)年12月に完了しました。 |
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大鳥居保存修理工事内容(厳島神社の公開資料によると)
1. 屋根葺替:檜皮(大屋根、袖 柱上屋根)、前回の葺替から25年が経過していました。
2. 塗装塗替:前回の塗替から15年が経過しているので、旧塗装を法令に基づいて掻き落とし処分を行い、
朱色塗装(アクリル有機顔料塗装)としました。
扁額の補修も前回修理より11年が経過しているので、修理を行いました。
3. 木部補修及び調査:以前に自費調査として、東西主 柱の部分的破損調査を行い、
東主 柱の北面袖貫上にウウロ(当初からの腐朽による穴)が確認された他、
西主柱の金輪継補強鉄金物の錆による破損が確認されました。
よって、今回は全体の破損調査(レジストグラフ調査、簡易 X 線調査、レーダー探査、
内視鏡調査等々)と構造診断を行い、その結果によって補修や補強方法を検討しました。
また、島木・笠木内部の状況確認の調査も併せて行いました。 |
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中國新聞によると、
2)については、
紫外線による色あせ対策として、耐久性の高い化学顔料とアクリル樹脂を使った塗料を
4〜5回にわたって重ね塗りした。
3)については、
西の主柱は、根元の周囲が約10mという巨大なクスノキ。
修復では、シロアリによる被害で空洞になっていた主柱の内部に部材をはめ込み、
ステンレス製のバンドや炭素繊維を巻き付けて補強した。 |
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中國新聞2022年12月18日特集面(17)の一部を使用していますので実物紙面をご覧ください |
「満潮時でも作業」 「空洞部は木材を嵌めて補強」 「主柱の空洞」 「大鳥居の屋根」 「朱色に塗る」 |
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2019(令和元)年7月20日大鳥居に足場が組まれたと報道で知りました。
2022年12月18日の中國新聞で大規模修復工事が完了したことを知り、2023年2月になりましたが撮影に出かけました。 |
厳島神社のweb siteで今回の工事の概要を知りました(上記)。
中國新聞特集で、今回の修復工事の概要を知ることができました(上記)。
ただ、この中國新聞記事では、現在の大鳥居を九代目と断定した記述になっていましたが、断定できる検証をしたのか?との疑問をわたしは持ちましたので、2022年10月編集した「九代目という新説」を加筆してみました。(下段にリンク先) |
23.02.20.裕・記編集 |
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JR連絡船上からみました |

23.02.12.撮影 |
広島県廿日市市宮島町 修復が終わった厳島神社大鳥居をJR連絡船からみました |
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23.02.12.撮影 |
ズームにして撮影 (遠く厳島神社・火焼前がみえます |
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23.02.12.撮影 |
満潮時には大鳥居をみる観光舟がでるようです |
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23.02.12.撮影 |
ズームにして大鳥居をみました〔沖側扁額:嚴嶋神社〕 |
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23.02.12.撮影 |
ズームにして大鳥居をみました |
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23.02.12.撮影 |
〔社殿側扁額:伊都岐島神社) |
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23.02.12.撮影 |
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23.02.12.撮影 |
御笠浜から大鳥居をみました |
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23.02.12.撮影 |
(観光舟の人たちで、大鳥居の柱の太さを比べられたらと撮影してみました) |
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