(宮島)紅葉谷公園

  (現在)廿日市地宮島町の紅葉谷に作庭され設置されている「紅葉谷公園」です。
※2005(平成17)年11月3日、佐伯郡宮島町は廿日市市と合併、廿日市市宮島町になりました。
紅葉谷公園は、弥山(みせん)麓の谷あい、紅葉谷川に沿って広がる公園です。
嘉永年間(1848-1854)初代岩惣(岩国屋惣兵衛)が「自分は土着の者で楓谷の麓に暮らしながら旧跡地の名所を平素山野のように荒れたままにしておくのは残念なことだ。」と思い立ち、因幡屋茂吉と奉行所へ開拓のお願いに行き、許可を得ました。
1854(安政元)年頃より開拓されモミジの苗木を植えていったそうで、これが、今日の紅葉谷公園のもととなりました。
1945(昭和20)年9月枕崎台風でこの一帯は土石流に飲み込まれましたが、その後1948(昭和23)年から2年間災害復旧工事が行われ、今日に見られる砂防庭園が完成しました。
作庭は地元広島の庭園師が手がけ、石材は現地にあるものを傷つけず自然の形のまま使用。樹木は切らない、コンクリートの面は眼にふれないよう野面石で包むなど、安全性はもちろん自然環境に配慮した公園になっています。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と季節ごとに変わりゆく自然を満喫できるのが魅力で、特に名前が示すように約200本のモミジが一斉に色づく秋の彩りは見事です。
今(2003)年秋の紅葉谷公園は既に落葉しているものが多く紅葉を楽しむまでにはいきませんでした。またここからは、弥山の獅子岩までロープウェーが通じていますが乗車待ち1時間だった今回は乗りませんでした。
今(2003)年10月の最低気温は10月24日に8℃を下回ったが再び暖かくなり、11月上旬の平均最低温度は14.7℃と4.4℃程平年より高かったとかで、また10月の降雨量も1.5mm(平年95.5mm)と極端に少なかったそうです。
最低温度が8℃より低くなると葉(日中光合成によってデンプンを作っており、夜間はそれを糖分に変えている)の糖分がアントシアンという色素に変わり紅葉がはじまると言われている秋の冷え込みがいっきに進まず、また空気の乾燥でその自然の営みが狂い、今年の中国地方の紅葉の異変に繋がったようです。
佐伯郡宮島町(廿日市地宮島町)紅葉谷
04.09.04更新   03.11.29裕・記編集

03.11.16撮影

03.11.16撮影

03.11.16撮影

03.11.16撮影
紅葉谷への道 紅葉谷入り口附近 どうもパッとしていません 落葉しているもみじも多く・・・

03.11.16撮影

03.11.16撮影

03.11.16撮影

03.11.16撮影
人出の切れ目に撮影 シャッキリしたもみじありません 多くの人出がありました 角を切られなかった雄鹿

03.11.16撮影

03.11.16撮影

03.11.16撮影

03.11.16撮影
多くの人達がロープウェー乗り場に ロープウェー乗り場に救急車が待機 船着場を南よりみる 帰路の時船よりみやじまを見る
宮島ロープウェーの事故経過
1) 2004(平成16)年5月6日午後3時頃ロープウエーが動かなくなり(ゴンドラを吊り下げる装置の取付けミスが原因で、ゴンドラがワイヤからはずれてロープウェーが停止)、18あるゴンドラのうち14が途中で宙づりになり、7つのゴンドラの13人が閉じ込められ、2時間半後に復旧し、乗客は順次駅に降り、救助される事故がありました。宮島ロープウェーを運行する広島観光開発では、運行再開の条件となる中国運輸局に提出するための改善報告書の提出をしたが別の不具合がみつかり現在運行は再開されていません。
2) 2004(平成16)年8月5日中国運輸局が立ち入り検査を行い、運行再開について差し支えないという見解を示しましたので
2004(平成16)年8月6日から運行再開になったということを報道で知りました。
3) 2005(平成17)年1月11日〜3月18日(金)運休して、施設設備の全面改修工事が行われたことを報道で知りました。
宮島ロープウェーを運用している広島観光開発(株)の設立は昭和31(1956)年8月。
ロープウェー開業は昭和34(1959)年4月1日。
05.04.04更新   04.06.18追記



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