(第26回全国菓子大博覧会・広島のシンボル工芸菓子)嚴島神社

  中区基町で催された“第26回全国菓子大博覧会・広島”での展示「工芸菓子・嚴島神社」です。
通称・ひろしま菓子博2013のシンボルとして広島県内の菓子職人の人たちが作った15分の1の世界(文化)遺産・厳島神社が展示されています。「厳島神社」は間口10m、奥行き9mで砂糖と米粉、もち米を材料にして作られた社殿や大鳥居(高さ1.1m)が、青い砂糖の海に浮かんでいます。
展示では、厳島神社の建物だけではなく、春の「宮島清盛まつり」や夏の「管絃祭(かんげんさい)」も菓子の人形で再現してありました。この工芸菓子は、菓子職人など延べ250人が約1年がかりで制作したそうです。
5月7日に菓子職人の人たちが屋根やもみじの葉に粉砂糖を振りかけたということで、 わたしが見学した5月9日は「雪景色の厳島神社」になっていました。

和・洋合わせて34人の菓子職人(34事業所、約50人という報道もありました)が1年かけて制作し、この工芸菓子のサイズはこれまでの菓子博の中で最大級のスケールだったそうです。
砂糖やもちを焼いた粉、アメなどを配合した生地でのもみじを作り、色をつけた生地を薄く延ばして型抜きしていく作業で、落ち葉の一枚づつにもこだわった気の遠くなるような作業で出来て行ったそうです。
清盛祭、管絃祭などの模様は、洋菓子職人が粉砂糖にゼラチンを混ぜて、形成した後に乾燥させて作るなどの工程で1年かけて制作に当たり、 当時の船の設計図も、苦労して見つけ忠実に縮小して再現したそうです。

この展示工芸菓子には「嚴島神社」と旧字を使っていましたので、わたしもこの頁の題に嚴島神社を使っていますが、現代では“厳島神社”が普通に使われていることはいうまでもないのでしょうが。
広島の菓子職人の人たちの心意気が込められたこの工芸菓子「嚴島神社」をなぜ撮影禁止にするのかとの思いが(わたしに)ありましたので、撮影しました。
報道によると、菓子博が終わってからは、広島県の空の玄関・広島空港の旅客ターミナルビルに飾られるそうです。
6月6日NHK・TVローカル報道番組をみていたらこの工芸菓子・嚴島神社を取り上げていました。
いつから広島空港に展示されるか、又、いつまで展示するかの日程は現在(6月6日現在)決まっていないそうで、工芸菓子は保存方法(展示方法)によっては10年もの間展示することが可能になる事もあると云っていました。
テーマ館になっていた広島県立総合体育館アリーナ観客席からの撮影でもお分かりのように多くの人が流れに沿って厳島神社を観ていくので、わたしが思う構図から撮影出来ませんでした。
そして、係員の人が観覧の流れをスムーズにするためでもあるのでしょう、「撮影禁止です」と盛んに云っているところを、流れを止めることなく歩きながら撮影しましたので、いまいちの撮影構図になっています。
13.0606更新   13.05.19.裕・記編集

13.05.09.撮影
広島市中区基町4-1  広島県立総合体育館大アリーナ:お菓子のテーマ館

13.05.09.撮影

13.05.09.撮影
(手前)朝座屋、東廻廊をみました

13.05.09.撮影
客(まろうど)神社を後ろ側よりみました

13.05.09.撮影
御笠浜を通っている清盛祭の模様が再現されていました

13.05.09.撮影

13.05.09.撮影

13.05.09.撮影

13.05.09.撮影
大鳥居を通る管弦祭の模様が、お菓子で再現されていました

13.05.09.撮影

13.05.09.撮影

13.05.09.撮影
テーマ館を見学して出口に向かっている時、通路から撮影しました

13.05.09.撮影

13.05.09.撮影



「食べ物」編


厳島神社(概説)



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