吉島稲生神社被爆樹木(概説)

  中区吉島西の吉島稲生神社に残る被爆樹木を取り上げています。
※被爆ヤブツバキ、被爆クスノキ、被爆クロマツ2本、被爆エノキ、被爆クロガネモチがあります。
※クスノキとエノキは広島市の保存樹にも2006年指定されています。
※クロガネモチ、2019年6月訪ねた時には既に枯死していました。
2006年訪ねた時には、(黄色の)被爆樹木標識は下ヤブツバキにだけ取り付けられており、他の被爆樹木には取り付けられておらず、ヤブツバキの標識にある被爆樹木位置図でそれぞれの被爆樹木がわかりました。
2015年から順次取り付けられた新しい白色の被爆樹木標識でした。
2019年訪れたときは、それぞれに白色の被爆樹木標識が取り付けられていました。
しかし、クロガネモチが(枯死して)撤去されていました。(2015年以降に枯死したのでしょう)
被爆樹木  ヤブツバキ
A-bombed tree  Camellia
爆心地から2160m
Approx. 2160m from hypocenter

このヤブツバキは、クスノキ、エノキ、クロガネモチ、クロマツ2本とともに1945(昭和20)年8月6日の原爆にも耐え、生き残りました。また、境内の神殿も被爆前からあるものです。
神社参道口に被爆したヤブツバキがありその木に被爆樹木の配置がわかる境内地図が付いていました。
(新しい標識) 被爆樹木  ヤブツバキ
A-bombed trees  Camellia (Camellia japonica
爆心地から2,160m。ここで被爆しました。
境内には他にも被爆樹木があります。
(新しい標識) 被爆樹木  クスノキ
A-bombed trees Camphor tree (Cinnamomum camphora
爆心地から2,160m。ここで被爆しました。
境内には他にも被爆樹木があります。
(新しい標識) 被爆樹木  エノキ
A-bombed trees Japanese hackberry (Celtis sinensis var. japonica
爆心地から2,160m。ここで被爆しました。
境内には他にも被爆樹木があります。
(新しい標識) 被爆樹木  クロマツ
A-bombed trees Japanese black pine (Pinus thunbergii
爆心地から2,160m。ここで被爆しました。
境内には他にも被爆樹木があります。

S21a54-03
S21a54-04
2006(平成18)年6月16日新聞報道で吉島稲生神社に被爆樹木が残っていることでこの神社を知ったのです。
一番初めに目に入ったのがクスノキでその向こうがエノキでした、両方とも被爆樹木であるとともに広島市指定保存樹木に今(2006)年3月に指定されたばかりの樹木でした。
報道にあった被爆した樹木、クスノキ、エノキのほかにヤブツバキ、クロガネモチ、クロマツ2本の計6本の木を撮影しました。
白色の新しい被爆樹木標識が取り付けられているだろうと2019年になりましたが訪ねました。
先に書きましたが、クロガネモチが枯死しており、沈んだ気持ちになりながらそれぞれの被爆樹木を撮影し、ここの被爆樹木頁を再編集しました。
19.12.21更新   06 .07.24裕・記編集

06.07.15撮影
広島市中区吉島西1-8-6  吉島稲生神社

06.07.15.撮影

06.07.15.撮影
ヤブツバキ クロガネモチ

06.07.15.撮影

06.07.15.撮影
左(西)側:エノキ、右(東)側:クスノキ 手前:クスノキ、向側:エノキ
    広島市指定保存樹
樹種 エノキ
高さ 14.5m
幹の周囲 210cm
指定番号 38
指定年月日 平成18(2006)年3月31日
所有者(管理者) 吉島稲生神社(古谷勝美)
広島市指定保存樹
クスノキ
20.5m
300cm
37
平成18(2006)年3月31日
吉島稲生神社(古谷勝美)

06.07.15.撮影

06.07.15.撮影
境内中ほどのクロマツ 境内入口横(東側)のクロマツ



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