福屋90年のあゆみ・展(被爆テラコッタ)

  中区胡町の福屋百貨店東館で催されている「福屋90年のあゆみ・展」です。
※福屋は、1929(昭和4)年広島で唯一の百貨店として創業しています。
*この頁では、外壁に使用されていた
    壁材「被爆したテラコッタ」(爆心地から≒710m、被爆当時町名も胡町)に注目して編集にしました。
テラコッタ(伊語:terracotta)
イタリア語で“焼いた土”(素焼)の意。
一般には粘土を成形して焼いた無釉の彫像、もしくは建築用、装飾用に制作されたものをいう。
テラコッタの素材である粘土は比較的容易に入手でき、また可塑性に富んでいるところから新石器時代以後メソポタミア、小アジア、エジプト、ギリシア、中国(俑
よう)、日本(土偶、埴輪)、メキシコなど世界の各地で制作されている。なかでもメソポタミア地方では前3700年ころ、グロテスクな頭部をもつ裸体の男女像がつくられ、エジプトではすでに先王朝時代(前3000年以前)に素朴な小像が多数制作されている。
新聞報道で、この“福屋90年のあゆみ・展”が催されていることを知ったので行ってみようと思ったのです。
展示の中に外壁に使われていた被爆したテラコッタが展示されていましたので、これを中心にこの頁を編集しました。
   20.07.12.裕・記編集

19.10.28.撮影
広島市中区胡町6-26  福屋百貨店東館1階

19.10.28.撮影
(展示ブース)

19.10.28.撮影
左側:旧館  右側:新館(現八丁堀店)

19.10.28.撮影
被爆後、1972(昭和47)年に外壁を張替える際に削り取られたテラコッタタイル
1936(昭和11)年5月から始まった新館(現八丁堀店)工事の過程で発掘された貝。

19.10.28.撮影
(被爆した)テラコッタタイル -広島大学工学部調査のプレートが付けられています-
1938(昭和13)年3月に竣工した福屋新館の外壁に使用されていたテラコッタタイル。
その後、1945(昭和20)年8月6日被爆したもので、
1990(平成2)年4月広島大学工学部により原爆放射線量が調査されました。

19.10.28.撮影
ウラカガミ、イヨスダレ、シラトリガイ いずれも1936(昭和11)年7月、地中10.6mより発掘。
手前:イセシラガイ〔≒6,000年前のもの〕1971(昭和46)年4月増築工事で地中13m位で発掘。

19.10.28.撮影

19.10.28.撮影
福屋90年のあゆみ(パネル展)



「被爆した建物・構築物」編



広島ぶらり散歩へ
(被爆した建物)福屋百貨店
  (関連資料)原爆記」 (八束 要 著)
福屋90年のあゆみ・展
福屋百貨店・原爆被災説明板


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