せのがわ(がいせつ)
瀬野川
(概説)

  瀬野川は、東広島市八本松町曽場ケ城山(そばがじょうやま:標高607.2m)を源流としてほぼ西に流れ、広島県安芸郡熊野町からの(支流最大の)熊野川や広島市安芸区畑賀町の畑賀川などの支流と合流しながら広島市安芸区、安芸郡海田町を通り、海田湾へと流れている川です。 
瀬野川の流域は122.2ku、河川延長22.5kmだそうです。
上流域: 熊野川合流点まで 川幅10〜30m程度 河床勾配1/100以上の急勾配
中流域: 熊野川合流点〜畑賀川合流点 川幅30〜50m程度 河床勾配1/400〜1/200程度で緩やかに
下流域: 畑賀川合流点〜河口 川幅60〜80m程度 河床勾配1/800〜1/600程度とさらに緩やかに
瀬野川は二級河川であり、1970(昭和45)年9月に環境基準B類型に指定されているそうですが、居住人口も多く下水道未整備地域も多い(徐々にですが下水道網が整備されてきています)※。
わが地区も下水道が整備され、わが家も2001(平成13)年に合併処理槽から直放流に切替工事を終えました。
徐々にではありますが環境基準が達成される日がくるのではないでしょうか。
2008年6月1匹ですが(車庫の軽4輪に)ホタルが留まり点滅していました。
2003(平成15)年広島市環境局の資料によると日浦橋附近の調査結果
BOD(COD)平均2.5mg/L、75%値2.5mg/L、不適合割合2/12不適合率17%、適合情況○になっています。
環境基準: 人の健康を保護し、また生活環境を保全するうえで維持されることが望ましい環境上の条件についての基準(環境基本法16条)をいう。この基準を達成するために、個々の排出源に対する排出規制、土地利用及び施設の設置に関する規制、公害防止に関する施設の整備、公害防止計画、環境影響評価など各種の施策が講じられる。
環境基準は、こうした環境行政の到達すべき目標であって、それ自体として法律的効果をもつものでもないし、また、この基準を超えると人の健康に有害になるといった最低限度を示すものでもないし、この限度までは我慢しなければならないという受忍限度の役割を果たすものでもない。
ただ、公害の防止に関する施策を総合的かつ有効適切に講ずることによって、この環境基準を確保する努力義務を政府が負うにとどまる。
二級河川: 一級水系以外の水系で公共の利害に重要な関係があるものに係る河川で、河川法による管理を行う必要があり、都道府県知事が指定(区間を限定)した河川。
  「過去(中世〜近世期、江戸寛文期)の瀬野川河口」について     06.06.24追記
中世末〜近世初頭 海岸線が海田市と奥海田村の境界附近にあり、瀬野川は今の石原橋附近から南に流れ、今の幸町辺りで海に注いでいたそうです。
江戸寛文時代 1637(寛文元)年海田の寛文新開ができました。
瀬野川は今の中店橋附近からJR海田市駅附近へ西に流路を変えられ、船越小学校辺りで海に注ぐようになったそうです。
2003年この頁を編集する時「わが町(旧・瀬野川町)に移り住んでから10余年も経つのに町のことを知らないわたしです。
通勤で毎日みていた瀬野川のこともさっぱり知らない、そこで資料をひも解いてみて編集しました。
  06.03.09源流訂正  03.05.10裕記
 

03,02.07.撮影
海田町の日浦山から瀬野川河口をみました



「水関連」編


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瀬野川の概要
(瀬野川支流)大元谷川源流


「わが町附近」編


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