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瀬野(せの)は、瀬野川流域八世以山(やせいざん)山麓に位置し、現在の安芸区瀬野川町一帯を領域としています。
中世には世能荘(せののしょう:鎌倉期から南北朝にみえる荘園名)としてでてきます。
1198(建久9)年官宣旨(かんせんじ)案に「左大史小槻宿禰隆職(たかもと)子孫相伝領掌当国世能荒山庄事」とあり、これによると当荘園の成立は1193(建久4)年国司平親守(たいらのちかむね:1144-1199)が太政官厨家納物米35石・地子交易絹20疋・油1石3斗・円宗寺最勝会料米30石・油2斗を納める地として世能村・荒山村両忖を便補保に指定したとありますが、指定地からはその納物の五分の一も収取出来なかったことで(縷々経緯があり)隆職子孫の相伝領掌の保証のもとに、1198(建久9)年法華堂領世能荒山荘の定立をはかるに至ったとあるそうです。
世能村は江戸期の上瀬野村・下瀬野村のうち瀬野川右岸部分にあたり、荒山村は、中野村・畑賀村に当たると考えられています。
1371(応安4)年九州下向途中瀬野を通過した今川了俊(1326-?)は「此山こえすぎて瀬野といふさとあり、こゝもみなやまあひのほそ路なり駿河の宇津の山のおもかげぞうかべる」と“道ゆきぶり・群書18”に記しています。 |
1601 |
慶長6年 |
福島正則の慶長検地により(下記のように)定められました
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1889 |
明治22年4月 1日
[市町村施行時] |
かみせのむら
上瀬野村 |
しもせのむら
下瀬野村 |
なかのむら
中野村 |
はたかむら
畑賀村 |
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1947 |
昭和22年4月1日 |
(安芸郡)上瀬野村+下瀬野村=瀬野村 |
1956 |
昭和31年9月30日 |
(安芸郡)瀬野村+中野村+畑賀村=瀬野川町になりました |
1973 |
昭和48年3月20日 |
広島市瀬野川町になりました |
1980 |
昭和55年4月1日 |
広島市安芸区の一部になりました |
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面積:94.01ku |
人口:78,877人 |
世帯:32,257世帯 |
(資料は区報より) 平成19年7月末 |
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安芸区人口の推移 |
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-安芸区の紹介- |
安芸区の資料は安芸区役所の資料を参照しました |
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安芸区は、広島市の東部に位置し、旧広島県安芸郡の瀬野川町・熊野跡村・船越町・矢野町からなります。
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瀬野川地区 |
国道2号沿いに自動車や食品関係の工場が建ち並び、山間部では田園風景と新旧の住宅地を見ることができ、新規の大規模住宅団地に住宅の建築が進んでいます。
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阿戸地区 |
面積の大部分が山林と農地で占められ、熊野川を中心に静かなたたずまいをみせるまちで、農業振興地域となっています。 |
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船越地区 |
安芸区で最も人口密度の高い地区で、沿岸部の工業地区と山地部寄りの住宅地からなっています。安芸区役所の所在地区です。 |
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矢野地区 |
平地部は昔ながらの住宅地、丘陵部は新興の住宅団地となっています。また、沿岸部では、完成した工業団地へ企業が進出しています。 |
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残念なことに、残忍な事件でわが区・安芸区の名が一挙全国区になってしまった事件を取り上げました。 |
2005(平成17)年11月22日(わが安芸区内の)矢野西小1年生・木下あいりさん(7)が殺害されるという悲しい事件が起こりました、11月30日未明ペルー国籍・ホセ・マヌエル・トレス・ヤギ(34)の犯行と断定、逮捕されました。
あいりさんのご冥福をお祈りいたします。 合掌・・・・ |
*小1年生の女子児童と記述していましたが平成18年6月26日父・健一さんの実名で報道をという言を知りましたので名前をだしました 06.06.27追記 |
2006 |
平成18年7月4日 |
広島地裁で無期懲役。裁判長「極めて悪質だが、矯正不可能とまで言い切れない」 |
2008 |
平成20年12月9日 |
広島高裁で一審破棄・(地裁へ)差し戻し、<被告側上告> |
2009 |
平成21年10月16日 |
最高裁は二審破棄・差し戻し |
2010 |
平成22年7月28日 |
広島高裁は一審を支持 |
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平成22年8月11日 |
検察、被告側双方が上告せず「無期懲役」が確定 |
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木下あいりさんの父・建一さんは、判決確定について「納得できないが、どうすることもできない。真実は明らかにされず、何のための裁判だったのか分からない」などと話しておられるTVニュースをみましたので、判決の経過を整理し追記しました。10.09.04追記 |
2011 |
平成23年3月18日 |
あいりさんの同級生115人の卒業式があった。式終了後、(保手浜和益校長)校長室で、あいりさんの母・美和子さんに同じ文書の「卒業証書」を『入学されてから6年間多くの友の中で共に過ごした事を証します』と読み換え渡された。
父・健一さんは陸上自衛隊隊員として東日本大震災に災害派遣中で欠席でした。 |
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木下あいりさんの卒業証書という矢野西小学校の配慮を(わたしも)このもしい事とおもい記事を読みました。そして父・建一さんが東日本大震災の災害派遣中で欠席だったということも併せて知りましたので追記しました。11.03.20追記 |
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