(切幡神社)木製狛犬、随身像

  安芸区中野東の切幡神社に安置されている「木製狛犬」です。
※現在随身門がないので幣殿に安置されている「随身像」もここで取り上げています。
石造の狛犬は神社につき物ですが、木製は珍しいと思いますので撮影しました。
また、狛犬の上方に鎮座していた随身像にも気が付きましたので、撮影しました。
今(2014)年3月わが地区の中野公民館と瀬野川郷土史研究会共催の「ふるさと教室」に参加させていただいた時、ここ切幡神社には木製の狛犬が奉納安置されていますと教えていただきました。
狛犬(こまいぬ)  について神社本庁の資料で次のように云っています
『狛犬は、普段わたしたちは石製のものを多く目にしますが、このほかに、社殿内に置かれる木製や陶製のものまた金属製のものなどがあります。
狛犬は高麗犬の意味で、獅子とともに一対になって置かれているとする説もあり、その起源も名称が示すように渡来の信仰に基づくもので、邪気を祓う意味があるといわれています。
神社にあるのが一般的ですが、寺院でも稀に置かれることがあり、東大寺南大門のものが石製としてはわが国最古のものとされています。
また、宮中では几帳(きちょう;寝殿造りの室内調度で、間仕切りや目隠しに使う屏障具のひとつ)の裾に置く重石(おもし)として木製の狛犬を用いていたようです。』
随身(ずいじん:‘ずいしん’とも)
2) 神社の左右の神門に安置される守護神。1)の姿にあらわす。
1)平安時代以降、貴人の外出のとき、警衛と威儀を兼ねて勅宣によってつけられた近衛府の官人
  御随身(みずいじん)。兵仗(ひょうじょう)。
今(2014)年初詣で拝殿から参拝したとき開け放ってあった幣殿に木製の狛犬があることに気が付くこともありませんでした。、“ふるさと教室”で教えていただいたので、教室が終わった後わが家に帰る途中立ち寄ってみたのです。
みると木製狛犬の上の方に(色落ちした)随身の神像が鎮座していましたので、昔は切幡神社にも随身門が建っていたのだろうな〜と思いました。
 14.04.12.裕・記編集

14.01.01撮影
広島市安芸区中野東7-20-8

14.03.15.撮影

14.03.15.撮影

14.03.15.撮影

14.03.15.撮影
吽形(木製)狛犬 阿形(木製)狛犬

14.03.15.撮影
矢大神(普通、随身門に安置してある2体の神像のうち、向かって左方の神像)

14.03.15.撮影
左大神(普通、随身門に安置してある2体の神像のうち、向かって右方の神像)



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