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安芸郡海田町中居の旧西国街道に面して建てられている「千葉家住宅」です。 |
千葉家住宅 所在地:広島県安芸郡海田町中居162-1 昭和63(1988)年11月1日 海田町教育委員会 |
千葉家の先祖は、上総介(かずさのすけ )平忠常(ただつね:967?-1031)で下野国真壁(栃木県)に住んでいましたが、後に信州国伊奈(長野県)に移り神保と号したと伝えられています。
永正(1504-1521)のころ、千葉信胤は安芸国(賀茂郡西条附近)に移り、大内氏に属していたましたが、その後毛利氏に属し、小早川隆景(1533-1597)の配下で活躍しています。
近世初頭になって、海田に来住し江戸時代を通じて、天下送り・宿送り役をはじめ年寄、組頭などの役職を勤めています。天下送りとは、幕府の公用文書や荷物などを継送する役のことです。そのほか、街道を往来する諸大名などが宿泊することもありました。
屋敷は、数少ない江戸時代中・後期の建築様式を今に伝え、玄関は入母屋造り、座敷は数奇屋風書院造りで、寛政元(1789)年の建物略図も残り、主屋は表構・勝手構・座敷構に分かれ、座敷構から泉庭沿いに渡り廊下で連絡して浴室・雪隠(せっちん)等があります。 |
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いままで何度もこの前を通っていたのですが204年になってはじめて撮影しこの頁を編集しました。 |
2013年になって新聞報道で、内部の見学が出来るようになったことを知りました。
第2、第4木曜日が公開日と思っていましたのでなかなか足が向いていません。海田町役場のweb siteをみると第1、第3日曜日も公開日で、10時〜16時と云うことがわかりましたので、見学したいと思っている処です。 |
(14.05.26更新) 04.10.25 裕・編集 |