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安芸区中野の広島国際学院大学に建立されている「希望・像」です。
*作者は、(わたしには)分かりませんでした。 |
広島国際学院大学の一号館前斜面緑地に建立されている「希望」と名付けられた野外彫刻です。
(像が制作された1978(昭和53)年11月当時は、広島電機大学の時代で、西本五郎理事長が揮毫されています。) |
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拳を結んで突き上げたこの青年像をみた時(像の青年は黒手袋をはめてはいませんが)、
1968(昭和43)年のメキシコシティ・オリンピック陸上男子200mで優勝し、金メダルを受け取る表彰台上で黒手袋をつけ拳を突き上げ、“ブラックパワー”を誇示するパフォーマンスを行ったトミー・スミス(1944- )選手の事を思い出したのです。この行為は、政治的パフォーマンスとして非難され、米国ナショナルチームから即日除名され、オリンピック村から追放されました。 |
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Wikipediaによると、
『固く握られた拳は抵抗の意志を示し、突き上げた拳は主として革命主義者によって抵抗の象徴として用いられる。』と云っていますので、ここでは学生という殻を破って突き進もうという意思を表している? |
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以前ラジオを聞いていて、ドイツでは右手を挙げる行動には『第二次世界大戦後のドイツでは、ナチス式敬礼はナチ賛美・賞賛と見做され‘民衆扇動罪’で逮捕・処罰の対象となる。』ので注意が必要と聞いた事もありますが、
ここは日本ですので、先生の質問に答えるために「ハイ・ハイ・ハイ」と(拳をむすんでいますが)手を挙げた姿勢のようにも思えても来るのですが。 |
電機大学時代から仕事の関係で何度もこの学園に来ていましたが、2010年まではこの像の存在を意識することもなく、近くでみることもなかったわたしでした。2014年のいまになりましたが、野外彫刻編に加えようと頁を編集しました。 |
14.11.13.裕・記編集 |