吉野ヶ里歴史公園
  佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843に弥生時代の建物が復元され、往時の暮らしの風景が再現されている
                                                    「吉野ヶ里(よしのがり)歴史公園」です。
吉野ヶ里遺跡は、推定延長2.5kmの壕に囲まれた全国最大規模の弥生時代の環壕集落(かんごうしゅうらく)跡で、 この中からは、多数の住居跡、高床倉庫群跡、3,000基を超える甕棺墓(かめかんぼ)、弥生時代中期の王族の墓である墳丘墓(ふんきゅうぼ)などが発掘されています。
墳丘墓からは、高度な技術を要する有柄銅剣やガラス製の管玉などが出土し、大陸との交流が偲ばれる。 平成元年に一般公開された時は、中国の史書「魏志倭人伝(ぎしわじんでん)」に記された邪馬台国の姿を彷彿させると大きな話題になりましたよね、一度訪れてみたいと思っていたのです。
朝鮮半島経由で伝わった米作り文化を取り入れたムラが、クニの中核集落へと発展していく姿をたどることができる貴重な遺跡という事で、物見やぐら、竪穴住居等が復元されており(現在倉と市が工事中)弥生時代の雰囲気を体験できますよ。併設の展示室では出土品などを見学できビデオで説明を聞くことが出来ました。
また体験工房では私が訪れた時は土笛を作る日で20円で土笛を作りました、今日も吹いてみて満足しています。
吉野ヶ里歴史公園は、2001(平成13)年4月21日に≒47ha(国営公園≒16ha、県営公園≒31ha)の広大な敷地を入口ゾーン、古代の森ゾーン(整備中)、環壕集落ゾーン、古代の原ゾーンと4つのゾーンに区分けし、弥生時代を体験できる空間となるように第T期開園したそうです。わたしは今回、2002(平成14)年11月23日にはじめて訪れました。
この公園は我が国固有の優れた文化的資産である吉野ヶ里遺跡の保存及び活用をはかるため設置された公園で、佐賀県神埼郡神埼町(かんざきまち)、三田川町(みたがわちょう)、東脊振村(ひがしせふりそん)にまたがる脊振山系より舌状に延びた丘陵上にある、
今回は車で行きましたが、高速道路からもJRからも交通の便がいいとこに位置しています。
02.11.26裕・記編集

02.11.23撮影
公園案内板 歴史公園センター建物 公園内からセンターを見る ツワブキが咲いていました 逆茂木と壕
体験工房(土笛を作る) 南内郭を見る 物 見 竪穴住居 住居内部で実演
米をついて脱穀の実演 中のムラを見る
北内郭で使う道具などを作っていたと
竪穴式の建物
無料休憩所になっていた
自販機がありの休憩所をかねていました 武器庫、穀物倉庫など
甕棺墓列 北内郭 主祭殿 北内郭の環壕に囲を見る 南内郭を見る
倉と市の整備工事看板 倉と市の整備工事中 倉と市の整備工事中 麦畑(倉と市の南) 赤米入り天丼を食す
(たてあなしきじゅうきょ)
竪穴式住居:
地表を掘り、掘っ立て柱を立てて、屋根を床面の外側に張り出させて葺いた住居で原始時代の一般的な住居形式で縄文時代から古墳時代にかけて広く作られた。吉野ヶ里遺跡で発掘された、弥生後期の住居跡は長方形ですので縄文時代に一般的な円形の竪穴住居とは違っている。
弥生人: 弥生時代の日本の住民。現代日本人に直接つながる人種と見られる。縄文人とは人種的に異なるといわれた事もあるが、大陸からの多少の人々の移住、文化の流入はあるものの、むしろ主体は縄文人から連続するものと見られているようです。
(やよいぶんか)
弥生文化:
紀元前4、5世紀から紀元後3世紀に及び、縄文文化の次に位置する文化。
稲などの本格的農耕を行い、鉄器や青銅器の使用・製作など中国・朝鮮からの新来的要素によって特徴づけられている。縄文土器とは異なる弥生土器を使用し、これがこの文化の名称の由来となっている。
弥生人は半地下式の竪穴住居からなる村に住んだ。のちには高床式倉庫を用いている。またこの時代は衣服を布でつくり始めたときでもある。
(あわせぐちかめかん)
合口甕棺:
死者を収容する棺として甕形土器を使用し、その場合2個の甕の口をあわせて使用したものをいう。
北九州の弥生時代中期には葬棺専用の大型甕が流行した。
また一方の甕は小さく明らかに蓋としての用途を示している場合もある。地下に水平または斜めに埋納されたが、まれには直立した例もある。人骨の遺存例でみると成人を伸展葬する場合もあるが、多くは一方の甕に屈葬している。乳幼児などは小型の甕や壺を使用して収容された。同形同大の甕の場合は口をあわせて粘土で目貼りするが、そうでない場合は一方がかぶせられたり、挿入されることになる。縄文時代晩期や中国、朝鮮半島にも同じような葬法がみられる。





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